|
テーマ:おすすめ映画(4018)
カテゴリ:2009年鑑賞映画
運じゃなく、運命だった。 上映時間 120分 製作国 イギリス/アメリカ 公開情報 劇場公開(ギャガ・コミュニケーションズ) 初公開年月 2009/04/18 ジャンル ドラマ/コメディ/ロマンス 映倫 PG-12 【解説】 「トレインスポッティング」「28日後...」のダニー・ボイル監督が、 インドを舞台に撮り上げたバイタリティに満ちあふれた社会派エンタテインメント 大河ラブ・ロマンス。原作はヴィカス・スワラップの『ぼくと1ルピーの神様』。 日本でもお馴染みのクイズ番組で史上最高額まであと1問と迫ったスラム育ちの 青年が語る過酷にして波瀾万丈の生い立ちが、多彩な要素を巧みに織り込みつつ スリリングかつ躍動感いっぱいに描かれてゆく。世界中で数々の映画賞を獲得し、 ついにはアカデミー賞で作品賞を含む最多8部門を受賞する快挙を成し遂げた。 【ストーリー】 インドの国民的人気番組“クイズ$ミリオネア”。この日、ムンバイ出身の 青年ジャマールが、次々と難問をクリアし、ついにいまだかつて誰も辿り 着けなかった残り1問までやって来た。ところが、1日目の収録が終わり スタジオを後にしようとしたジャマールは、イカサマの容疑で警察に 逮捕されてしまう。スラム育ちの孤児でまともな教育を受けたことも ないジャマールがクイズを勝ち抜けるわけがないと決めつけ、 執拗な尋問と拷問を繰り返す警察。ジャマールは自らの無実を 証明するため、これまでに出された問題の答えは、すべて ストリートで生きながら学んだと、その過酷な過去を語り始めるのだったが…。 全ての答えの裏側に、インドを失踪する彼の人生があったー。 世界最大のゲームショー「クイズ$ミリオネア」で 一夜にして億万長者のチャンスを掴んだスラムの少年。 全てを賭けた<最後の答え=ファイナルアンサー>を 探して彼の過酷な人生を駆け抜ける、パワフルな エンタテイメント感動作! 【感想】 <> 今年初めての正規料金での鑑賞です(笑) ポイントも貯まっていたので、それを使おうと 思ったのですが、ポイン使用は窓口に並ばなければ ならず、そうすると席がなくなってしまうかもしれない でも、ど~~してもこの作品は初日に観たい という事で、ちょっと頑張って(笑)1800円で鑑賞しました(笑) この映画は、配給会社が倒産し、当初はDVDのみの販売になるところを 「リトルサンシャイン」や「JUNO」を宣伝していたフォクスサーチライトが 手を差し伸べ劇場公開されることになったそうです。 DVDのみの販売だった作品が、アカデミー賞の作品賞他最多の8部門 受賞を成し遂げたこととは、スラムの少年ジャマールがミリオネアに なったこととダブリました 観る前は、社会派のお涙頂戴もの?みたいな感じもしていたのですが 自分の大好きな(笑)実に見事なエンタメ作品でした! エネルギッシュでパワフルで、観終ったあと元気になりました。 自分が予想した大感動(号泣・笑)はなかったのですが、 また、期待しすぎもあったのか、何度見ても泣けた(感動した) 予告編のため感激が薄れたのか、などが理由で、ハートは8.5にしました オープニング、みのさん出演のTVや映画の予告編にあったように 問題が出ます 「スラム育ちのジャマールは、 なぜミリオネアになれたのか?」 A インチキだった B ついていた C 天才だった D 運命だった そして、その解答はラストまで持ち越されます。 (って解答の予想はつきますが・笑) 物語は、クイズミリオネアの収録スタジオ、彼が尋問(拷問も) される警察の中、そして、ジャマールの回想シーン (幼少から今まで彼がどんな過酷な運命を辿ってきたか)の 3つから構成から進みますが、その見せ方が上手い! 3つにはなってますが、そのストーリーは、複雑にはならず、 とてもわかりやすかったです 躍動感あふれるカメラワーク、カラフルな映像、スリリングな展開、 インドの雰囲気漂う(けれど、インド、インドしていない・笑) パワフルな音楽も心地良かった! 実際のスラムは、美しいとは言えない場所なのでしょうが、 すごく色鮮やかで、躍動的に映し出され、美しさを感じて しまうから不思議でした。 また、あんなに酷い生活をしているのに、ジャマールたち子供は、 なんて生き生きと輝いて、なんて素敵な笑顔をするんだろうって 思いました。キャストの子役たちが、ほんと素晴らしいです ジャマール、ジャマールの兄サリーム、ジャマールの初恋相手ラティカは 3人の役者さんが演じるのですが、違和感がなく、みんな上手い その他の主要なキャスト <インドのみのさん(笑)は、プレーム役は、アニル・カプール インドのアカデミー賞の受賞4度、芸歴は25年以上で、インドにおいて 最も多才で成功を収めている俳優さんだそうです> <警部役のイルファン・カーン。う~ん、この人どかで観たことある・・・ と思ったらアンジーのマイティ・ハートに出ていました。> 以下ネタに触れています 同じ環境に生まれ、生きながら、お金に執着してしまった兄サリーム 小さい頃から、ジャマールをからかったり、イジメ?たりして いましたが、弟に危機が訪れた時は、いざと言う時は、助けましたし、 また最後も弟の幸せを願って、自分を犠牲にしてと兄としての 思いやりも感じました。そして、その兄弟愛にもホロリとさせられました 「ジャマールのところへ行け!弟は、決してあきらめない」と ラティカに言う、この台詞で、冒頭の肥溜めのシーンを思い出しました 普通なら、どんなに逢いたいスターでも、あんな状況なら、諦めますもん(笑) 確かに、ジャマールは諦めない男でした(笑) そして、あの肥溜めのシーンからも、ジャマールの意思の強さや どんな困難にも負けない強さも感じました ラスト、ライフラインのテレフォンを使うのですが、ラティカは 答えを知っているはず(おばあさんが言っていたのに)と思っていたので ドキドキしながら観ていたのですが、彼女が笑顔で知らないと答えたシーンは ビックリまた、ジャマールも、いとも簡単に、 「まったくわからないから、感で」と答えたのにもビックリ でも、考えるとこのシーンがステキなんですよね ジャマールがこの番組に出たのは、賞金が目的ではなく ラティカが観てくれていると思ったから、そしてそのラティカと 連絡がとれて、彼の目的は達成できたから、もう、答えはどうでも 良くなったんですね(笑)また、ラティカも同じ気持ちだったから、 笑顔で知らないと答えた・・・ う~~ん、この演出が、なんかいいなあ(笑) あまりにも一途でピュアな二人の愛に、純愛に苦手な私は 照れてしまいますが(^^ゞ そんな欲のない二人だから(笑)、神様は彼らに微笑んでくれて、 2000万ルピー(日本円で約4000万円)プレゼントして くれたんでしょうねえ やっと逢えた二人のシーンで、冒頭のクイズの答え=D 運命だった が出てきて、なるほど、映画のベースは、タイトル通り、 やはり、クイズミリオネア!(笑) それで、終わりかと思ったら、プラットフォームでのいきなりの ダンスシーン(笑)えっ?って思いましたが、インド映画ならでは (インド映画ではないですが(^^ゞ)って感じで、大団円って感じで キライじゃないラストでした ちょっと話がそれますが、レッドクリフで書いているので おわかりと思いますが、私は三国志好きなのですが、 実は三銃士も大好き!最初のほうのシーンから三銃士のことが 出てきて、嬉しかったですし、最後のクイズも三銃士で、 私なら、即答できるのにっ~て思ったりしちゃいました(笑) 三銃士のことがで出るとは知らなかったのですが、私がなぜだか この映画をどうしても初日に観たいと思ったのは、三銃士好きな 私の運命なのかなな~んて思ったりもしました 有名なスターやご贔屓のスターが出ていなくても 脚本、映像、音楽で、こんなにも面白い映画ができるんだなあって つくづく感じました。 私は600名くらい入るスクリーンで観たのですが、映像や音楽、 迫力ありましたので、この作品は、大きなスクリーンで観る事を お薦めしたいと思います! 4月18日(土)から公開 <パンフレット¥600リックで公式サイトへ> クイズ$ミリオネア 発祥の地イギリスでは、「Who Wants to Be Millioneaire?」と 言う番組名で放送されており、現在までに80カ国以上で放送され、 愛され続けている人気番組である。賞金の最大金額はイギリス版では 100万ポンド(約1.3億円)本作のインドでは 2000万ルピー(約4000万円)。 発祥の地イギリスでは、2001年に全問正解した解答者が不正行為を 行っていたことが収録後の編集で発覚し、逮捕されるという事件があった。 インド版の初代司会者は大御所スターのアミターブ・バッチャン 本作では主人公ジャマールが幼少期に憧れている大スターである。 <パンフレットより抜粋> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.04.19 17:28:31
[2009年鑑賞映画] カテゴリの最新記事
|