2009/07/21(火)01:38
★サンシャイン・クリーニング(2008)★
SUNSHINE CLEANING
がけっぷち姉妹、
事件現場のクリーニング始めました。
上映時間 92分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ファントム・フィルム)
初公開年月 2009/07/11
ジャンル コメディ/ドラマ
映倫 PG-12
【解説】
負け組な人生を送る問題だらけの美人姉妹が、一発逆転を狙って始めた
事件現場のクリーニング事業を通して様々な経験を積み、人生を見つめ
直していく姿をユーモアを織り交ぜ乾いたタッチで綴る切なくて心温まる
ヒューマン・コメディ。
主演は「魔法にかけられて」「ダウト ~あるカトリック学校で~」の
エイミー・アダムスと「プラダを着た悪魔」「ジェイン・オースティンの読書会」
のエミリー・ブラント、共演に「リトル・ミス・サンシャイン」のアラン・アーキン。
監督は「シルヴィア」のクリスティン・ジェフズ。
【ストーリー】
かつては学園のアイドルだった姉のローズだが、30代の今は問題児の
息子オスカーを抱えたシングルマザー。仕事も冴えないハウスキーパーで、
おまけに学生時代の恋人と腐れ縁のまま不倫中。一方の妹ノラは、
いまだに自立できずに父親と同居中。仕事も自覚が足らずにバイト先も
長続きしない。父親も父親で一攫千金を狙って怪しげなお菓子の訪問販売に
手を出すダメおやじ。そんな中、息子と家族のためにと、ローズは割の
いい仕事を求めて事件現場のハウス・クリーニングを始めることに。
嫌がるノラも無理やり手伝わせたものの、最初は現場の予想以上の惨状に
悪戦苦闘する2人だったが…。
【感想】
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トルミスサンシャインのスタッフチームが再び集結、たった4館の
公開から全米で大ヒット、加えて、エイミー・アダムス、エミリー・ブラント、
アラン・アーキンが出演とあって、もともと観る気はありましたが、
何度も予告編を観て、ますます期待が高まりました
ですが、LMSに比べると、期待し過ぎたせいもあるかもですが、ちょっと
アッサリしていたかなあと言う印象の作品でした。
事故現場のクリーニングをしたことで、自分たちの心もピカピカに
クリーニングできた?だから、タイトルが、サンシャインクリーニングなのかなとか
思いました(笑)
実はこの作品先週に観まして、すぐに感想をメモしていなくて(^^;
あまりインパクトはなかった作品で(^^;かなり短い感想になってますσ(^◇^;)
まずは、感想に困った時のキャスト紹介(笑)
ローズ(エイミー・アダムス)・・・高校時代はチアリダーでアイドル。
30代半ばの今はシングルマザーで仕事はハウスキーパー。かつての恋人と不倫中。
ノラ(エミリー・ブラント)・・・父親のジョーと同居。バイト先で逆切れしてクビに。
何をやっても長続きしない。
ジョー(アラン・アーキン)・・・一攫千金を夢見て、新種のお菓子、冷凍エビの
販売などに手をだしてはことごとく失敗。
オスカー(ジェイソン・スペヴァック)・・・8歳になるローズの息子。学校では問題児。
いろいろと問題を起こし、小学校を退学?(自主退学?)
よくもまあ、こんなダメな人たちがそろったものだと言う(笑)
この4人家族に、不倫相手のマックス(スティーブ・ザーン、そんなにカッコイイ
とは思えませんが(ーー;))掃除道具屋の店員、ウィルソン(クリフトン・コリン・JR、
JRとつくとドキドキする私・笑)、清掃現場の遺留品から娘とわかったリン
(メアリー・リン・ライスカブ・24のクロエだ~~・笑)の三人がからんで、
物語は進んで行きます。
家族、仕事、恋愛、亡き母への思い、姉妹の葛藤、父親との関係、
息子の教育、とにかくいろいろな要素(問題)を含んでいました。
(うわあ、簡単な括りかた(^^;)
以下ネタに触れています
オスカーは誰の子?母親はなぜ自殺したのか?父親は最初から
こんな変わってた?(笑)とか片腕の店員(店長?)は、なぜ片腕なのか?
マックスはなぜローズと結婚しなかったのかとかいろいろな疑問は、
私たちに委ねられていました
<死>と向きあうことになる事故現場の清掃の仕事を
姉妹でしたことによって、自殺した母親へのトラウマも少しづつ
変わって行き、姉妹のお互いの気持ちも少しわかりあえたようです
起死回生と思えた事業が軌道に乗ったかと思った時に事故が起こり、
結局、ローズの現実は、目に見えて変わったようには思えないし、
これからも前途多難(借金返済、オスカーの学校、父親との共同生活等々)
にも思えるけど(^^;それでも、彼らは確実に前へ1歩踏み出したと
感じられたラストでもありました
LMSほどには、笑いも感動もありませんでしたが
人生上手くいかない時もあるけど(ローズにはありすぎかもだけど(^^;)、
『何回失敗しても、またやり直せばいいんだよ』『家族仲良くが1番だよ』
みたいなあたたかいメッセージは感じました
ラスト近く、その昔、TV映画に女優として出ていた母の姿を、姉妹が深夜の
再放送で偶然見るのは、できすぎじゃないかなあとも思うのですが、
それでもジ~ンとしてしまったシーンでした
ちょっと物足りないし、アッサリもしているのですが、やさしい映画だと
思います。たった4館から全米で大ヒットとは、アメリカはこういう
やさしさに飢えているのかもしれません(笑)
エイミーとエミリーの姉妹の相性はバツグンに良かったです。
頑張っているけど、空回りのローズ、本当は繊細でやさしいのに
突っ張って生きているノラ、いかにも長女と次女と言う感じで
それぞれの役柄にもあってました
そして、名優アランアーキンはさすがの存在感、LMSの時の
ぶっとんだおじいちゃん、今回も、ちょっと変わっているけど、
娘を、孫を愛しているあたたかい父親(祖父)を演じて、
作品を締めていました
私の兄弟は弟、子供は息子二人・・・なので、インハーシューズとか
こういう作品を見ると姉妹がいる人っていいなあって、チョッピリ
羨ましく思います
7月11日(土)より公開
<パンフレット¥700クリックで公式サイトへ>
一緒にいれば
悲しみも洗い流せる
<TOHOシネマズ シャンテ・シネで鑑賞>