2005/11/19(土)13:57
悩んだ末のある結論
西アフリカ、リベリアの戦争の写真展はきっとうまく行きます。
今、私はいろんなことに悩みを持っています。
でも、それでもきっとうまく行きます。そんな気がするのです。
昨日の高校生との出会いの話題に対して、皆さんからいただいたコメントは感謝して読んでいます。
その中のとぉーまさんのコメントに「内申のためのボランティア活動」という言葉がありました。
そうでしたね。
今、高校生や中学生はボランティア活動が受験に評価されるのですね。
今日はずっと、そのことを考えていました。
学生が受験を有利にするためにボランティア活動をする。
皆さんはいかが感じますか?
いろんな意見があるでしょうね。
自分以外の人を助ける、それは、助けることが目的ではなく、自分の受験のための手段。
批判はできません。
日本だって、国際援助のODAは全て数値目標があり、予算立てはいつも外圧で高くなったり、配分が決まったりしている。
いい例が、国連の常任理事国入りのためにばら撒いたアフリカへの援助金でしょう。
私はリベリアに深い思い入れがあります。
でも、申し訳ないけど、イラクやパキスタンや、インドネシアに今と同じことができるかというと、おそらく無理だと思います。
高橋さんの写真集には「モモ・ファヤ・ムス・ギフト」という具体的な子どもが登場します。
「爆弾で片腕を失った6歳の女の子、ムス」
「内戦で反政府軍に両親を殺されたみなしごの、ギフト」
「13歳の時に少年兵にされてしまった、モモやファヤ」
高橋さんは3年をかけて、この子ども達の成長を見続けました。
彼らは、昔私が助産婦をしていたころ、リベリアの田舎ズエーデルで抱っこした赤ちゃんだったかも知れない。
「誰でもない、貴方を助けたい。」
それは、自己満足でも、内申や受験のためでもない、達成感のためでもない。
「今、私も同じ時代を生きている、そこに暮らしている、貴方の苦しみを感じ、少しでもやわらげたい。」
写真展のゴールはここです。
そして、これは、今私が考える、【私のゴール】です。
もうひとつ、皆さんへお願いしたいゴールがあります。
それは、次回に書けると思います。