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電話とは…
130年前にグラハム・ベルによって発明された電話ですが、今までコミュニケ―ションの手段として使われてきました。 リアルタイム(即時)コミュニケーションとしては、130年間のほとんどの期間において主流でした。 しかし、ファックスが普及し、インターネットの興隆から電子メールが普及するにつれ、通信の手段も多様化し、中には電話による通信そのものが減ってきた会社もあるほどです。 そして、2002年頃から急激にIP電話という言葉が世界中で話題になり始め、今やIT業界でも大きな潮流となっています。 そもそも、音声で相手と会話する、それだけの電話がIPになることで、何が変わるというのでしょうか。 IP電話とは まずIPとは何でしょうか。 インターネットで使われている通信手順です。インターネットでやりとりされるデータは、パケットという小包のような小さな塊になってやりとりされるので、そのパケットを作ったり(梱包)開けたり(開梱)するための手順を決めたものです。 つまり、小包のどこに宛て先が書いてあって、その宛て先はどういう記述形式で書いてあって、などを決めたものです。 IPという通信手順、つまりプロトコルは、インターネットでデータをやりとりするために使われてきました。 データというと何でも入るのですが、この場合、例えば電子メールのメッセージとか、ホームページを見たときにやりとりされる画像や文章を指して言います。 それを音声通信にも使おうというのがIP電話なのです。 例えが突飛かも知れませんが、車が空を飛ぶようなものです。 今まで道路を走っていたものが、空を飛ぶようになれば、早く、安く(多分空では有料高速道路はできないでしょう)大量に、車が走ることができます。 でも、飛行機とぶつからないようにしなければいけません。 これを電話にあてはめると、今まで電話専用の通信回線やケーブルを使っていたものが、インターネットと同じネットワーク(つまり空)を使うことができるようになって、高速にしかも安価に通話ができるようになるわけです。 しかしインターネットや社内のネットワークを流れているデータ(飛行機)とぶつからないようにしなければなりません。 また、音声を優先的に通してもらわないと、渋滞に巻き込まれていては、相手に声が届かないということになります。 IP電話のおよその仕組みが分かっていただけたでしょうか。 城下町けんぞう お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.06.22 17:32:39
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