鳥獣戯画はお好きですか?
買ったのはちょっと前の話ながら、「鳥獣戯画のすべて」という本が出たらしいと聞き、早速近所の本屋でお取り寄せ購入。本書には甲乙丙4丁巻すべてが収録されているとのことなので、そりゃ買って見てみなきゃとなったわけです。なんとなれば竿とか竿袋なんかのデザインにもなんらか使えるネタがあるかもなんて思ったしね。しかし、鳥獣戯画っていうとうさぎとカエルが人を真似ていろいろ遊んでる絵巻物っていうイメージがどうにも強かったんだけど、これがびっくり。それが載ってるのって甲の巻だけなのよ。なんていうか、ページ開いて数ページでその事実がわかり、えっ!?へぇ~。あっ、あ~そう。となって、なんか急激に興味が失せていく不思議。なんかさ、二巻目以降完全に別人が書いてる感が素人目にもわかる。修復なんかもはいってたりするので、たまたま後世の人がこれでちょうどよさそうな繋がりとか、これもシリーズに含めちゃえで、当時のオリジナルとはまた別物になってるんだろうなと。いや、でも勉強になりました。有名だけど中身を見たことないっていうのもなんかですしね。決定版 鳥獣戯画のすべて [ 上野 憲示 ]