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Jolly Kids Club

Jolly Kids Club

Readingは大切

2004.2.8.
 オクスフォード社が主催する、「Reading is FUNdamental Tour」に行ってきました。
 子供たちに英語のレッスンをしていく上での方向性を再確認、忘れかけていたことを気づかせてもらったり、知らなかったアクティビティを見せてもらったり。良い刺激を受けてきました。
 
 児童英語、というと、「耳から、身体から。」が、基本の考え方…と、最初教わったように思います。勿論幼児はそうですが、まだ新米の講師だった頃、文字を余り重要視しないレッスンをしていて、学習経験年数の進んだ生徒さんが、高度になっていく内容がなかなか定着しなくて悩んだ記憶があります。「読める」生徒さんは、定着が良かった。
 また、日本語は「視覚的な」言語とも言われています。「視覚」が、言葉の定着を助ける割合が、高いかもしれません。
 言葉を学習していく上で、

   右脳と左脳の両方を刺激するアプローチ、
   耳から、身体から、そして目から。
 
 偏らない、全ての要素をバランス良く取り入れたカリキュラムを実践していくことの重要性を、特に独立して以降、日々のレッスンの中で強く感じてきましたが、その裏づけをもらったような感じでした。
 
 レクチャーは、
「みんなでレッツゴー!」(ブルーブック)の著者、仲田先生
「English Time 」シリーズの、外山先生
昨年発表会で題材にした「ジャズチャンツ」のキャロライン・グレアム先生
それから「ドミノ」というリーダーを手がけておられるビル・バウラー先生たちのを受けてきました。
 日本人の先生の講義は、以前にも聞いた内容も含まれてはいるのですが、普段個人で活動している私にとって、この方たちの姿勢や、モデルレッスンの際の、包み込むように温かな声色、安心感、見ていてはっとするんですね。。。

 仲田先生のレクチャーでは、

フォニックス(音声学):アルファベットの音を覚え、C,A,Tの音を読んで
            「キャット」と発音できる

と、

サイトリーディング:単語を見て、ぱっとその言葉を理解できること。
   (つまり、what や、though のような、初歩のフォニックスでは
    読めるようになれない言葉を、「かたまり」として丸ごと覚えて
    読むこと。)

のどちらが大切か、と問われましたが。。。
やはり、両方からのアプローチが必要なんですね。
Whatなんて、What’s your name?から、さんざん出てくるのに、文字になった途端に理解できなかったら、バランスが良くない。

また、
   I want a dog. 
という文章の、I want と a dog の、どちらが先に読めるようになるのがいいか?
これは、I wantの方なんですね。。。
「何を言わんとするのか。」が理解できていれば、a dogは、想像可能だから。
逆に、「a dog.」が分かっていても、前が分からなかったら、欲しいのか、好きなのか、それとも嫌いなのか、何がトピックなのか分からなくて混乱してしまう。

外山先生のレクチャーでは、レッスンに直接役立つヒントや、アクティビティをたくさん見せて頂きました。
素敵なお道具も。
YAMAHAのリズムボックス、欲しい~~~~~~~(>_<)
あああ、喉から手が。。。
JAZZのCDは買う!
彼女のレクチャーを見ながら、あれ、そういえば私って、数年前に比べてリズムや音楽の比重が減っていないか? ちょっと反省w。

上記の二人の先生のお話を聞いていると、やはり共通しているのは、
いかにして生徒に英語を喋らせるか、という工夫に満ちていること。
講師がレッスン中80%以上喋っていたら、それは働き過ぎ。
子供たちの口を、動かすことができる工夫。それが大切。
いかに子供たちに「話したい!」と思わせるか。それが肝心。
オウム返しをしていれば、誰かの後を踏襲していれば、レッスン時間が過ぎるような、そういう安心感?を与えるようなことは、したくないですね。
ある意味貪欲に、「ゲットしたい!」と我先に前へ出てきてもらえるような工夫をしたいですね。。。

キャロライン・グレアム先生。

魅力的な方です^^。
ジャズチャンツは、口を動かす訓練としては、非常に効果的。
これは、「言いたいことを喋る」のではなく、「ああ言えばこう言う」パターン表現の習得、「模倣する」「演じる」要素が強いわけですが、口を滑らかにすることも、大切ですよね。
それに、クラスでチャンツを作れば、独創性も十分生まれる。
ただし、これは大人数の方がいい。
「お話し会」の再開が、最近頭にちらついているのですが、
10人とか、20人とかならば、チャンツを使ってとても楽しいことができそう。
ハローキッズも終わったし、考えてみようかな。
彼女の講義を聞きながら、ネタがまた一つ浮かびました。

ビル・バウラー先生は。

理論的なことが多かったので、リーディングのレッスンを組み立てる上での心構えなどの再確認。
この先生は、中学生に読ませたい本をいくつか手がけておられるみたい~。
う~ん、何とか組み込めるといいのだけれど、いかんせん、彼らはやることが多すぎてw。
だけど…
レッスンには関係ないですが、彼のベストは目をひきました。(笑)
左側が黒で、悪魔の尻尾のような大きな赤い↑がついていて、右側が水色の空に雲が浮かんでいる、チョッキ。。。。
どこに売っていたんだろう。
ヨーロッパの人のファッションセンスは不思議です。。。

とにかく、
仕事は奥深く、エンドレス。
あれをしなきゃ、これをしなきゃ、
まあでも、息切れしないマイペースかな。。。
元気をもらって帰ってきました。



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