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ジョナサンズ・ウェイク

ジョナサンズ・ウェイク

かもめのジョナサン(リチャード・バック)

かもめのジョナサン・リヴィングストンは「飛ぶこと」の真の意味を求めて飛行を続けた。ならば、ぼくは「読むこと」の真の意味を問い続けたい。なぜ、人は本を読むのか? 答えはすぐには見つからないかもしれないが、ひとつだけ確かなことがある。それは、先の二つの命題は「生きること」に置き換えられるということだ。

・・・なんてことをつぶやきながら、今日から読書飛行の旅に出ることにした。これまで読んだ本の感想なんかをマイペースに更新していきたい。

記念すべき読書飛行の出発点は『かもめのジョナサン(リチャード・バック)』。ジョナサンは、他のかもめ達が「わたしたちに羽があるのは生きる糧である魚を捕るためだけだ」と主張する中、自分に羽があるのは純粋に「飛ぶ」ためにあるのだと信じてやまない。そしてありとあらゆる飛行法を試行錯誤しながらあみ出して行く。そんなある日、ジョナサンは長老かもめに集団の規律を乱すものとして呼び出され、「飛行」か「追放」かの選択を迫られる・・・。

読む人によって児童小説になったり、SFファンタジーになったり、哲学書(?!)になったりする不思議な小説。訳者に五木寛之。BGMには「イマジン」か「レットイットビー」がしっくりくると感じているのは、ぼくだけだろうか。

かもめのジョナサン ( 著者: リチャード・バック / 五木寛之 | 出版社: 新潮社 )


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