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ジョナサンズ・ウェイク

ジョナサンズ・ウェイク

くさり-ホラー短編集-(筒井康隆)

読んだ日:2006.12.7  書名:くさり -ホラー短篇集-

わたしの採点:★★★★☆

著者名:筒井康隆  訳者名:

挿絵:カバー画/町田久美「帰宅」
   カバーデザイン/鈴木久美

DATA
値段:590円     出版社:角川文庫
出版日:2006.11.25  購入日:2006.12.4

きっかけ:テアトル梅田で映画『パプリカ』を観賞した帰りに購入。

購入場所:紀伊国屋(梅田)  

読了した場所:職場

MEMO:新発掘短篇「大怪獣ギョトス」収録。
     解説、貴志祐介

心に残ったシーン・せりふ:
とつぜん地球が、なんの前ぶれもなく「ペチャッ」という音をたてて潰れた。

感想:
ホラー作品を集めたというよりは、珠玉の短篇を集めたら、それらがたまたまホラーに分類できたといった感じか。再読がほとんどだが楽しんで読めた。
視覚的な恐怖、シナリオによる恐怖、笑いによってもたらされる恐怖、そして本能に直接訴えかけてくる恐怖…。
<やめろ、とおれは心で叫んだ。この表紙を開いて中へ入っていけば、もう二度と出ては来られないのだという、確信に近い予感があった。しかし手は、頁にかかった。おれは絶叫に近い悲鳴をあげた。悲鳴をあげ続けながら、おれはその頁を開いた。>

  


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