2023/11/27(月)08:28
初めての八王子@@仲道郁代リサイタル
初めて八王子で降りました。大体がコロナ禍前に西荻窪のおともだちの家には行ったことあるけど、そのさきとなると、長男が国立の鉄逃走号研究所に出向してた時のお祭り以来。
やはり、遠いよ。運賃も1100円もした。(庶民笑)
仲道郁代さんのピアノのリサイタル聞きにきました。
一度生で聞いてみたかったんです。もうベテランですよね。
ピアノを2年前に買った時の楽器屋さん主催で、顧客は少し割安のチケットが買えたので。しかし、交通費を考えたら、あまり割安感なかった。苦笑
ベートーベンとブラームスとショパン。
仲道さんは芯が通った音色というのでしょうか?ベートーベンの月光は、弱音でずっと始まるのですが、シンシンとした冬の厳しい夜のなかの月明かりが、感じられました。
続いてのブラームスの最初の小品は、凄く華やかで重厚さもあって、これが一番今日のなかでは気に入りました。
初めて聞いたかも。反田さんなどはブラームスが一番好きと言ってたけど、私にはそれが良く理解できなかったのだが、この曲はいいな~と聞き入りました。
前半では黒っぽいドレスから、一転後半では、ピンクの仲道さんらしい、上品でありながら、ふんわりとしたゴージャスなドレスにお召し換え。
前半も解説を自らしてくださってましたが、(最近のリサイタルってこういうタイプが多いですね。)
後半はショパンです。私が一番好きな作曲家。
プログラムになかった幻想即興曲をまず弾いてくれました。
この曲も大好きなんですけど、ちょっと仲道さんのこれは、サラリってしすぎてる、早すぎる気もしました。
私がショパンの曲を初めて聞いたのは、ピアノを3回目に再開した高校生の頃で、当時の芸大出身の先生が、「まずはこれを聞いてきなさい」と当時はレコードだったんだと思うけど、ケンプというピアニストのを貸してくれたんです。その中に、習ってた曲 ノクターン?それとも他の曲だったかに幻想即興曲もあって、とっても、気に入ったんです。多分私のショパンの原点は彼の演奏なんだと思う。
脱線しましたが、その後、その曲を先生が提示されたのだけれど、1ページ目のできがあまりにひどくて、先生に、「やめときましょう」と言われたんです。で、未だに、ちゃんと弾けないまま。
幻想即興曲の前に、仲道さんが、「この曲の中盤のメロディーがきいてるとなつかしさを感じると思うけど、それはなんでだと思いますか?回答は弾き終わってからね」
とおっしゃいました。で、その答えは、最初のテーマの曲に使われてる音を中盤で、短調から、長調に転調してるからということです。
そういうのは、色んな作曲家の色んな曲にありますね
つづいては、プログラム通りに進み、バラードは物語を元に作られたというのも知らなかった~
解説してもらえると、わかりやすい
でも、ショパンでは仲道さんの演奏はサラリと速く弾くものが、多かったです。
最後の曲は英雄です。私は、これも好き。多分、この曲なら皆さん、ご存知ではないか?と
で、アンコールに弾かれたのは、ノクターン遺作です。これは、ショパンが、革命が起きてた頃に、お姉さんにあてて書いた手紙と一緒に送られていたとか。
遺作というのは、ショパンが亡くなった後に、発見されたって聞いた覚えがあります。
なかなか解説が良かったですし、仲道さんの演奏がきけて良かったです。
ブラームスはまた聞いてみたい。でも、ショパンは、ちょっと好みと違うな