カテゴリ:うつ病
近年、健康志向の高まりなどにより肉など動物性食品を控え
野菜や果物がメインの菜食主義者が多くみうけられるようになりました ところが、健康のためにと植物性食品のみの食事をしている方に 「うつ病」などの精神疾患を発症してしまう方もいるようです 特に菜食主義の女性に多いのが、潜在性鉄欠乏性貧血です 潜在性鉄欠乏性貧血の代表的な症状は
一般的に行われている血液検査では、赤血球数、ヘモグロビン濃度 ヘマトクリットなどから、鉄分の過不足を診断しているようですが この血液検査項目では、潜在性鉄欠乏性貧血なのかは見えてきません 潜在性鉄欠乏性貧血は、さらに詳しくフェリチン(貯蔵鉄)や MCV(平均赤血球容積)の値を調べる必要があります では、なぜ菜食主義の女性かというと、お察しの通り 女性は生理で男性より鉄を多く失います、1回の生理で約30mgの鉄分です そして、消化管、皮膚や汗、髪の毛、爪、尿中などからも1日約1mg失います これに対し、一般的な食事から吸収できる鉄分は1日1mgであるといわれますので 多くの女性は、生理で失われる約30mgの鉄分が慢性的に不足してしまいます それどころか、貯金(貯蔵鉄)を毎月引き出して行くことになりますよね このように女性にとって、鉄分補給は非常に重要なミネラルなのですが 植物性食品は非ヘム鉄(無機鉄)で、吸収率は含有量の約1~5% 対して、動物性食品のヘム鉄(有機鉄)は含有量の約10~30%の吸収率と言われます このことからも、菜食主義の女性は鉄分補給という点で厳しい状況になり 潜在性鉄欠乏性貧血による「うつ病」を発症する可能性が高くなります もちろん、菜食中心の食事の方が、健康であるという方もいると思います そのような方は、菜食中心の食事で健康維持されるのが一番でしょう ですが、もしこの記事内容にあてはまるようでしたら 分子整合栄養医学にもとづくクリニックなどの受診をオススメします 鉄分に関しては、これ以外にも重要な役割がありますので また別記事にて取りあげるつもりです ★【注意】 この情報は「うつ病」に関してのものです がん患者さんや肝炎患者さんおいては 肝臓機能の低下などにより、過剰な鉄分補給が ガンを悪化させるという報告もあります 安易にサプリメントなどで鉄分補給しようとぜず 栄養療法などに詳しい医師などに相談してください 「うつ」は食べ物が原因だった! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年12月30日 18時18分43秒
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