2005/02/16(水)17:16
東野圭吾著「秘密」
ネット書店で書評を読んで面白そうと思った本をまとめ買いしています。これもその中の一冊。
広末涼子の映画「秘密」の原作になっています。
映画も見てないけど、結構当時話題になったせいか
事故で一時植物人間になった娘が目覚めたら、精神は一緒に事故にあって亡くなった母親のものになっていた話というのは予備知識としてありました。(映画は年齢設定やラストシーンが違うようです。)
これって、ビョンホンシの「純愛中毒」とモチーフが似てますね。って「純愛中毒」も見てないんだけど。
初めはちょっと際物かなあという感じだったんだけど、
だんだん自分だったら・・・と切なくなってきて、「自分の愛する者にとって幸せな道を選ぶ」という選択をお互いにするところで涙が止まらなくなりました。
「冬ソナ」のミニョンと同じ。
「冬ソナ」以前は、私はこの感覚を持っている男性が世の中にいるなんてことは想像したこともなかったんですよ。
男性諸氏失礼いたしました!
情緒的で素敵なミステリーでした。
野沢尚さんの、すごく情緒的でミステリーなドラマが好きなんです。もう新作を見ることは出来なくなってしまったけど。
この本を読んで、野沢尚さんを思い出しました。
「レイクサイドマーダーケース」も東野さんの作品の映画化とのこと。
東野圭吾さんにはまりそうかも。
〈文春文庫〉 秘密
レイクサイド ( 著者: 東野圭吾 | 出版社: 実業之日本社 )
片想い ( 著者: 東野圭吾 | 出版社: 文藝春秋 )