2005/08/20(土)22:18
「MUSA‐武士-」
出演:アン・ソンギ、チュ・ジンモ、チョン・ウソン、チャン・ツィー
監督:キム・ソンス
2001年 韓国・中国
手が飛び、首が飛び、戦闘シーンがすごくリアルというので
なんとなく、手が出せずにいたんです。
でも、チョン・ウソン、チュ・ジンモが出てたら見ざるをえない!
と、思い切って借りてきました。
ちなみに
チュ・ジンモは「ハッピーエンド」「ワニ&ジュナ」に続いて3作目の鑑賞。
チョン・ウソンは「ユリョン」に続いて2作目の鑑賞。
「私の頭の中の消しゴム」(10月日本公開)楽しみにしてます。
「サッドムービー」ではイム・スジョンちゃんと共演してますよね。
【STORY】
14世紀、明と高麗は関係が悪化しています。
高麗は使臣団を明に派遣しますが、毎回受け入れられません。
チュ・ジンモ演ずる龍虎軍の将軍が率いる使臣団も
反高麗の明の軍隊に捕らえられ、
流刑に処せられることになります。
砂漠を流刑地へと移送されているとき、
明の軍隊は蒙古の騎兵に襲撃・抹殺され、
高麗の使臣団は砂漠に置き去りにされます。
とにかく高麗に帰ろうと、砂漠の中を厳しい行軍が続きます。
途中、蒙古軍に囚われた明の姫(チャン・ツィー)を見かけた将軍は
このまま、命からがら高麗に戻るより、
この明の姫を助け出し、送り届けるて、
明の皇帝の拝謁を得ようと考えます。
姫を助け出し、なんとか明へ戻ろうとしますが、
姫を奪還すべく、蒙古軍が執拗に追ってきて
姫を巡る戦闘が繰り返されます。
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どんどん仲間が倒れていく極限状態のなかで
指揮系統の乱れや、意見の対立が生ずる様子や
ひとりひとりの背景も描かれています。
私は、身重の妻を置いてきた、18歳のダンセンの優しさに涙しました。
でも、ストーリーはあんまり好きじゃないな。
だいたい、わがままな一人の姫のせいで
無駄にたくさんの人の命が失われていく意味がわからない。
ほんとに犬死にですよ。
展開的にも、姫、将軍、奴隷(チョン・ウソン)の3角関係にしたいのか?
と思ったけど、そこまでじゃないし中途半端。
いろいろ描きたかったのはわかるけど、もうちょっと絞って
深く描いてあればねえ。惜しい!
でもねえ、
チョン・ウソン、チュ・ジンモが、
ものすごくかっこいいのです。
チョン・ウソンが槍を持って走るところなんて
惚れ惚れしてしまいました。
それだけでも、見る価値あり、って感じでしょうか。
騎兵団が砂漠に旗をはためかせている姿は
黒澤明作品みたいで、カッコよかったです。
そうそう、これ、今GyaOで見れるみたいですよ。
無料なのでよかったらどうぞ。
うちの環境だと、見にくいんです。
途中でCM入るのと、紙芝居になっちゃうときがあるのと、
途中から見直せないのがちょっと辛いかな。
でも、無料ってのはいいですよね。