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2005年12月09日
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カテゴリ:カテゴリ未分類


古来、男女の仲本人同士の愛よりも周囲の家同士のしがらみなどで

なかなか思い通りには進みません。最近こういう話は耳にしませんが。

でも、こういう話は「源氏物語」の中で頻繁に描かれております。

特に望みもしない結婚を押し付けられたうえ、突然の破局に

いたる場合もあります。美しい浮舟がそうです。

浮舟は、結婚が決まっていましたが突然破談になります。

相手の左近少将がもっと条件の良い娘との結婚を望んだからです。

 その女性は、よりによって自分の義理の妹でした。

 浮舟は、母の連れ子です。浮舟の母・中将の君が

常陸介(ひたちのすけ)の

後添いの後に生まれたのが浮舟の妹です。

 浮舟は、常陸介(ひたちのすけ)の実子ではありません。

 左近少将は、常陸介(ひたちのすけ)の実子

である妹に乗り換えたのです。それが破談の原因でした。

 浮舟の母・中将の君は、中の君に対し、

浮舟を庇護(ひご)してくださるよう手紙を書きます。

「東屋(あづまや)」の巻に記されています。

 下の原文の写真最終行7字目から末尾まで。

8月4日の日記浮舟の母の手紙東屋18b

「うちな(泣)きつつか(書)きたる文(ふみ)をあはれ・・・・」

8月4日の日記母の手紙東屋18b拡大

「中将の君が泣きながら書いた手紙を、

 中の君はかわいいそうにと・・・<ご覧になる>」

浮舟の母・中将の君は、これ以上常陸介(ひたちのすけ)

の邸に浮舟を置いておくことはできないと考え、

親戚の中の君に庇護(ひご)を求めたのです。

しかし、このことが今上帝と明石の君の皇子(みこ)匂宮と

薫の君の2人の男性から愛されたために自らを追いつめる

悲劇の中におちいってしまいます。

あちらを選べば、こちらが悲しみ、こちらを選べば

あちらが悲しむという状態です。








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最終更新日  2005年12月09日 23時20分29秒
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