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2015年04月11日
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カテゴリ:カテゴリ未分類

葬式は、寺で行い、安産祈願は、神社でというのが一般的です。

しかし、昔は、安産祈願も寺の僧侶が行っておりました。

「昔」と言っても、千年程前の話です。特に「源氏物語」

の中には、安産の祈りや出産祝いに僧がかけつけてきます。

そこで、「源氏物語」の中の「出産祝い」について紹介します。

「葵(あおい)」の巻に、夕霧の「出産祝い」のことが記されています。

「葵」の巻の原文(下の写真右から7行目ー10行目)には、

「ゐん(院)をはじめ奉(たてまつ)りて、みこ(親王)たち、

かんだちめ(上達部)のこるなきうぶやしなひ(産養)どもの

めづからにいかめ(厳)しきを夜ごとに見の志(し)る」

と記されています。現代訳は次の通りです。

「源氏の君と葵の上との間の御子(のちの右大将夕霧)の

ご出産を祝い、桐壺院(前・桐壺帝)を始めとして、

親王方・上達部(かんだちめ)が残らずお越しになられ、

多くの珍しくご立派な出産のお祝いを夜ごとに見て大騒ぎをしている」

葵の上の出産


原文の「夜ごとに」は、複数の夜を表しています。

これは、生まれた子を祝い出産後三日、五日、七日、九日目の

祝宴が開かれていたことによるものです。

また、この原文の中には、一条御息所(みやすどころ)の

ねたみが記されています。

10行目以下の原文には、次の通り記されています。

「かの宮すどころ(御息所)は、かかる御ありさまをき(聞)

き給(たま)ひても、ただならず」

自分の愛する源氏の君の子を、他の女性が選んだことをねたましく

思っている様子が短く描かれています。







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最終更新日  2015年06月19日 14時12分22秒
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