2008/01/24(木)03:20
ちょっとだけどころか、結構映ってるじゃん(笑)
なんだかくすぐったい感触。
いつも見慣れた人がTVに出てると^^;
実は、おいらの住む町の病院がTVの取材を受けておりました。
決して悪いニュースではないですよ(笑)
番組も某国営放送のスペシャル番組。
これです。
これを見た人は少なくないと思います。
神経科のU海Dr.と連携室のO辻PSWが番組に出演しておりました。
U海Dr.とは直接的にお会いしている回数は少ないのですが、O辻さんとはよく顔を合わせて、酒を飲む仲^^;
おいらとしての感想は、地域ネットを張っている地域というのは本当に少ないんだろうなぁ・・・、って。
番組内ではあまり触れられておりませんでしたが、他の地域から見たら結構ビックリするくらい仲がいいんですよね。うちの地元。
この環境はもう何年も前からなので、おいらにとっては結構普通だったりします。
番組内でも「ネットワークを構築しようにも、行政が動いてくれない・・・」という話もありましたが、うちは行政もキッチリ動いてくれます。動いてくれるというよりも、何としてでも巻き込む!という体制で業務を行っているというか・・・^^;
行政動かなきゃ、地域をきちんと整備をするのは相当な労力が必要になると思います。
ですが、行政に「何とかしてよ~」とお願いするだけでは無理です。おいらたちが良くやる手段が「エビデンス」というものを数字やデータで行政へキッチリ示すという作業です。
これって慣れるまではしんどいですけどね^^;
しかし、これをやらなきゃ行政どころか誰も動いてくれませんからね・・・。
これをやるのが我々のような“専門職”と言われる集団なんでしょうね。
でも、時間がないやら労力かけても報われないやらということをよく耳にします。しかし、果たしてそうなのかな~と思うことも多々。
なぜかというと、こと福祉職の方々というのは、感情論で物事を進めがちであり、データ化や分析という分野を苦手としている方が少なくないからです。
心情的には理解できますが、「大変だから、職員増やして!」とか「○○さんが困っているから、何とかしてあげて!」というだけでは、何ら解決してくれません。
なぜ大変なのか、なぜその方が困っているかを客観的に評価し、それを解決・収束する為にかかる人件費などの経費や労働力などを数値化し、コストパフォーマンスがどの程度あるのかなどもきちんと数字などで提示し、相手(上司や行政など)へ上手くプレゼンできるという人はおいらの知る限りでは少数です。
かくいうおいらも苦手ではありますが・・・・(笑)
この作業は本当に大変ではありますが、これをやらねば相手は動いてくれません。
この話をすると、大抵の場合「うちだってそんくらいやってるよ」と言われることが多いです。
で、おいらはそのような方(と言っても近隣の同業者)に対して、「じゃあ、君がプランを1件立てたらどの程度の時間がかかり、それに掛かる経費はどのくらいで、君に対する労働の対価というのはいくらで、現在もらっている給与とのバランスは取れているのかい?」と聞きます。
すると、まず返答は来ません^^;
ということは、日常からこのようなことを意識して仕事をしていないということなんです。これ、民間企業の社員であれば、「当たり前のど真ん中」ってとこでしょう。
これじゃ、福祉職が舐められても仕方ないというのが実情なんだと思っております。
“専門性を高める”ということを耳にしますが、それは介護などの知識を得たり、業務を行う上で経験を増やしていくことだけではないと思います。
コストパフォーマンスをもっともっと意識しながら日々の業務を行い、自分の行っていることが本当に効率的であるのか?という疑問を持ちながら、向上、改善していくことがおいらは専門性を高めていくことなのではないかと思っております。
ですから、今回の番組内でDr.が「診療報酬」というワードを出したのは極々当たり前のことなんだと思っております。
これに対して福祉関係者というのは「お金をもらわないと何もしないのか!」となりがち。でも、それって普通のことでは?と思っております。
確かに、業務以上の報酬をもらっていれば「なんじゃそりゃ!」となるでしょうが、Dr.は我々福祉職よりはコストパフォーマンス等を日々意識しながら職務を全うしている職種だと思っております。
あれだけ膨大な量の診察データや問診技術を身に付けて、日々何十何百という患者さんと向き合っているのですから、感情論だけではどうにもなりません。
しかも、それを相手にきちんと伝えるプレゼンスキルもきちんと身に付けているのですから、Dr.ってのは福祉職よりは、おいらの言う“専門性”というものは高いと思います。
おいらたちのような福祉職がきちんと機能することで、地域住民の方々が安心して住みなれた地域で生活できるはずなんです。
そのおいらたちが、ちゃんと考えていかなければならないのが現状であると思います。
感情論を否定するつもりも、捨てて考えようという気はサラサラありません。
しかし、それだけで業務を遂行していく時代はもう終わったのではないかと思います。
もう一つのスキルを身に付けながら、業務を行わねば、いろいろな意味で専門性を高めることができない時期に来ていると思います。
おいらは明日からまたこの気持ちをしっかりと持って、業務に携わっていきたいと思います。
ホントはみんなで出来れば最高なんですけどね^^;
ちなみに、今回のTV番組制作に当たり、おいらも取材を受けてたりしてました^^;
地元のCM代表ってことで、連携室と包括から紹介がありまして・・・。
番組にはサラサラそのような話題は上がりませんでしたけどね(笑)