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ホンダがF1からの撤退を発表したね。
いままでホンダは2回F1休止してるんだよね。 だけど今回福井社長は”撤退”と言った。 この福井社長は、レースがしたくてホンダに入社した人で、故本田宗一郎氏が言っていた”F1はホンダのDNAだ”ってことを彼もよく言っていた。 DNAってのは俺は価値観と捉えてるんだけど、”何があっても最優先しなくてはいけないこと”、”絶対に譲れないところ”なんだよね。 それをホンダが変えてきたというところに大きな意味があると思う。 車は俺らが造ってる機械とは違い、ただそれを持つことでステイタスを感じる、走ったときのワクワク感がたまらない、みたいな利益を生まないところで車を持つ喜びを感じる人が圧倒的に多いんだよね。 確かに俺らの機械にまったくないってことではないけど、俺らの機械の場合は、壊れないとか、高い仕事が短時間でできるってな直接的な利益に繋がってるんだよね。 確かに車なんて単なる移動手段だと捉える人もいるだろうから全部ではないが。 俺もそんなホンダイズムに影響されてて、初めて乗った車は他メーカーのいわゆるGTという名のついた走りに振った車だった。 それはそれで気に入っていたんだけど、その次に乗った車がホンダのツィンカムエンジンの車。 このときにアクセル踏む足とエンジンのレスポンスがすごいと思った。 自分の足を動かす、すなわち脳が”ガス”って言った瞬間にエンジンが反応してる感じ。 これで俺はホンダ党になった。 そのホンダが重点を変えるって言ってるんだよね。 その背景にあるものはというと。 F1運営金:500億円 これは、7~8000人の1年間の人件費 F1に関わる従業員:海外700人、本社400人 期間従業員760人契約更新なし 10月:売り上げ前年同月比32%減 11月:売り上げ前年同月比37%減 現在国内外14万台減産 3月期営業利益見通し前期比42.3%減 またもっと長い目で見ると、ガソリンエンジンに末広がりな将来がないことははっきりしてる。 F1は究極のガソリンエンジンを目指してると言っても、それは馬力やトルクの話であって、例えば単純燃費なんて視点から見ると目を覆いたくなる現状。 現在の一般車でも馬力という面から言えば完全に過剰性能。 それに比べても段違いの性能をF1は持っている。 ってことは一般車への応用は関係者が言うほど多くないってことなんだよね。 世界的に見ても体力がある企業が、この不況に危機感を抱き、会社の方針を転換した。 生き残るために贅肉だと思われるところをそぎ落とし始めた。 淋しい感じはするけど、まず生き残るのが第一だからね。 時代が動いてるのを感じるニュースだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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