2007/01/20(土)13:12
「天使のナイフ」薬丸 岳/著
ようやく本にも没頭出来る様になりました。
とは言っても忙しい毎日です。
学校に行ったり、PCの勉強したり
家のお仕事したり・・・・
でも、調子出て来たので読書の方もペース早く出来るかも?
「天使のナイフ」薬丸岳/著を読みました。
これはpomodori_rossiさんのところで「闇の底」の感想を読んで
その前の作品で興味を持ち
ちょうどタイミングよく手に出来ました。
これが、はじめての作品!?
う~~~~すごい。
ため息が出ます。
出版社 / 著者からの内容紹介
生後五ヶ月の娘の目の前で惨殺された妻・祥子。夫・桧山貴志は耳を疑った。
犯人は、十三歳の少年三人。
四年後、犯人の少年の一人が殺され、桧山は疑惑の人となる。
少年たちの事件後を追う桧山に付き付けられた、
信じがたい真実、恐るべき過去――。
更生とは何か。
本当の贖罪とは何なのか。
少年法をめぐる論争の死角に迫るとともに、
”読み出したら止まらない”ミステリーの醍醐味を両立させた、
選考委員も絶賛の話題作、ついに刊行!!
第51回江戸川乱歩賞受賞作。
更生って何?という事を
更生した人間と
そうでない人間・・・両方から描かれた作品です。
そして事件の加害者と被害者。
幾つもの題材がこんなに上手く織り込めて
尚かつ、伏線に継ぐ伏線が生きている。
面白いって言ったらダメなんだろうけど
ホントに面白かった。
500万円引き出された貯金通帳と
手作りの万華鏡。
小道具が良いです。
普通デビュー作になると、
アラが見えたり、気になる部分が少しはあるんですけど
私が読む限り違和感が無かった。
次に予約して待っている
「闇の底」も楽しみになりました。
本って楽しいね~
こういう作品に出会うと、しみじみとそう思います。
ではまた(^^