2007/10/01(月)14:19
「恋愛小説」よしもとばなな他アンソロジー
「恋愛小説」
出版社 / 著者からの内容紹介
恋を読む。恋に酔う。甘くせつない痛みが胸に広がる、ひそやかな時間――5人の名手による極上の物語。サントリーとのコラボレーションで超話題、売り切れ店続出のミニ本「新潮ハーフブック」が一冊に!
天頂より少し下って(川上弘美)/夏の吐息(小池真理子)/夜のジンファンデル(篠田節子)/アンバランス(乃南アサ)/アーティチョーク(よしもとばなな)
「天頂より少し下って」
川上弘美さんのは
微妙うな歳の女性の恋と、その息子へのまなざしが
とても自然でよかった。
「夏の吐息」は
残された、恋人への想い。
幻の想い。
「夜のジンファンデル」
私はこれが一番すき。
かなわなかった物が
姿を変えて日本にあるけど、それは異物でしかない。
その違和感が、いいです。
話は悲しい物語なんだけどね。
まさに蜃気楼の様な恋。
「アンバランス」
これは今ひとつ。
登場人物だけがどんどん先に進んで行って取り残された。
「アーティチョーク」
これも好き。
おじいちゃんの思い出と、ウィスキー
素敵です。
「サントリーウイスキーのキャンペーンで話題になったミニ本」
と言うことで、
ほとんど甘さのない、恋愛小説。
渋い。
飲みたくなる(^m^