2008/03/17(月)06:33
「福袋」角田光代/著
なんとか一冊・・・読み終えました。
「福袋」角田光代/著
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
私たちはだれも、
中身のわからない福袋を持たされて、
この世に生まれてくるのかもしれない…
直木賞作家が贈る8つの連作小説集。
短編集なんですが
中でも表題の「福袋」好きです。
人生は福袋、たまには良いものも・・・
そして、思わぬものが沢山入っている。
なるほどね。
思い通りにはいかないですものね。
「箱おばさん」と「白っていうより銀」は
どちらも、何かを預けられて困る話ですが
気味の悪さは「箱」の方。
この読んでる時の居心地の悪さ・・・
「白っていうより銀」の方は
なくしたもの、なくした時間を想い切ないな。
良い話は、殆どない短編集だけど
これが角田さんの本です。
妙に納得します。