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カテゴリ:読書
いっぽん桜山本一力/著 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 仕事ひと筋で、娘に構ってやれずにきた。 せめて嫁ぐまでの数年、娘と存分に花見がしたい。 ひそかな願いを込めて庭に植えた一本の桜はしかし、毎年咲く桜ではなかった。 そこへ突然訪れた、早すぎる「定年」…。 陽春の光そそぐ桜、 土佐湾の風に揺れる萩、 立春のいまだ冷たい空気に佇むすいかずら、 まっすぐな真夏の光のもとで咲き誇るあさがお。 花にあふれる人情を託した四つの物語。 少しずつ読み進んで行こうと思っている山本さんの本です。 どこまでも揺るぎない親子関係と 人情味溢れる、周囲の人々。 なんでこんなに読んで清々しい気持ちになるのか?? いつも思うのですが そこには、やはり勧善懲悪と、 真っ直ぐに生きる人物が居るからなのでしょう。 今回は短編4つということで 職人さんたちの、粋な話もあれば 悲しい物語もあり、 口べたな舅の話もあり。 何とも、色とりどりの物語で、楽しかったです。 私のお気に入りは「そこに、すいかずら」 悲しい物語だけど 先に、今までと違った生き方を選べる 「光り」が見える気がしました。 やはりいいですね。 山本さん。 また別の作品読んでみたくなりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年09月03日 16時57分22秒
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