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2008年09月03日
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カテゴリ:読書

いっぽん桜山本一力/著

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

仕事ひと筋で、娘に構ってやれずにきた。
せめて嫁ぐまでの数年、娘と存分に花見がしたい。
ひそかな願いを込めて庭に植えた一本の桜はしかし、毎年咲く桜ではなかった。
そこへ突然訪れた、早すぎる「定年」…。
陽春の光そそぐ桜、
土佐湾の風に揺れる萩、
立春のいまだ冷たい空気に佇むすいかずら、
まっすぐな真夏の光のもとで咲き誇るあさがお。
花にあふれる人情を託した四つの物語。


少しずつ読み進んで行こうと思っている山本さんの本です。

どこまでも揺るぎない親子関係と
人情味溢れる、周囲の人々。

なんでこんなに読んで清々しい気持ちになるのか??
いつも思うのですが

そこには、やはり勧善懲悪と、
真っ直ぐに生きる人物が居るからなのでしょう。

今回は短編4つということで
職人さんたちの、粋な話もあれば
悲しい物語もあり、
口べたな舅の話もあり。
何とも、色とりどりの物語で、楽しかったです。

私のお気に入りは「そこに、すいかずら」
悲しい物語だけど
先に、今までと違った生き方を選べる
「光り」が見える気がしました。

やはりいいですね。
山本さん。

また別の作品読んでみたくなりました。






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最終更新日  2008年09月03日 16時57分22秒
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