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カテゴリ:musica
今を遡ることおよそ30年位前だ。最初にラジオから流れてきた時、てっきりボブ・ディランの新曲だと思ったんだな。物悲しくてちょっと湿った感じのシンプルなリズムにクリアーに伸びるストラトのコード・ストロークと絶妙のリード、随所に光るオブリ。当時の日本の洋楽シーンといえば、アメリカからはAORとか言われてる流れの音楽、イギリスからはパンク、どういうわけかそれが混在したへんてこりんなヒットチャートだったんだけど。
ダイアー・ストレイツのデビュー曲「悲しきサルタン」は衝撃的に格好よかったなぁ。80年代に入ってアルバム「ブラザー・イン・アーム」の中の「マネー・フォー・ナッシング」(スティングがコーラスで参加した歌)が世界で爆発的にヒットしたから覚えてる人もいるだろうけど、やっぱり「悲しきサルタン」との出会いは大きかったんだなぁ…。なんて事をなぜかふと思いだして、そしたらどうしても聴きたくなってきた。もうレコード・プレーヤーは無いし、当時カセットに録った奴も何処にあるのやら? 取り敢えずファーストアルバムでも買おうかなとCDショップを覗いたら このCDが最近出たばかり。 ダイアー・ストレイツ&マーク・ノップラーのベスト盤。スペシャル・エディット盤も出てたけどちょっとお高かったので取り敢えず通常版を購入。 で、早速聴いた見たけど… いやぁ、やっぱり良い! マーク・ノップラー最高だぁ~^▽^/ 多分当時俺は、中坊だったんだけど あの当時の空気とか匂いとか色々思い出されるなー。 ロック・ギターの取っ掛かりはありがちなハード・ロックだったガキでもこの格好良さには痺れたものだ。良い買い物じゃ。 それとは別に近くのツタヤでレンタルオチの販売コーナーで見つけた掘り出し物が。 こちらは日本のまだまだメジャーになれてない若いバンドのマキシ・シングル がなんと! ¥100。本人達は聴いたらがっくり来るだろうけど、名前だけは聞いたことある奴等、一体どんな音?アルバム借りるより安いのでだめもとで買って聴いてみた。取り敢えずPCに入れるとタイトル曲ではない別の曲のPVが。 そのタイトル「小吉」 良い。 かなり良い。 っていうか凄く良い。 すげー気に入った。バンド名、「ビアンコネロ」 シングルのタイトル・チューン「コエヨ」もとても良い。これで気をよくしてデビュー・アルバムを手に入れて聴いてみた。 良い。 凄く良い。 もの凄~く良い。 まず歌もコーラスワークも含めて演奏が上手! ノリの良いロック・チューンも、アコースティックな曲も、どれもメロディーのセンス抜群。コード展開も含めアレンジも請ってるくせにヤリスギ感なし。で、このバントの凄い特徴、それは歌詞。 殆ど英語が無い! いわゆる御馬鹿J POP、J R&B etc…にありがちな「なんちゃって英語」で取り敢えずサビってのが無い! うーん、これだけですばらすぃ~!!! 公式サイトは↓こちら http://www.bianconero.jp/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 24, 2006 06:38:46 AM
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