mi chiamo jovanotti

思った以上に麻生太郎に票が入ったわけですが。
結局多くの議員先生が口にした「自民党の絶妙のバランス感覚」
って事であります。
八派閥が担ぐという圧倒的有利な条件でやっとこ「じゃぁなってやってもいいよ」位なジーさんが、
「麻生憎し」な人々と相互「利用」による実質密室での決着を付けたのは選挙公示前。
「圧倒的」な有利を言われた候補者・福田氏に思いのほか票が流れなかったのは
いわゆる「派閥の重さ」がなくなったからではなくて、
麻生氏がここで惨敗するようなことになれば、候補者を選ぶ段階での談合･密室感がより際立つ、それを嫌がっての票の振り分けに過ぎないということでしょ。
つまんねぇ。

麻生太郎を活かさず殺さず、面子は保てるだけの数字は横流し。
世間の「福田一人がち」予想を軽く裏切ってガス抜きをして。
だけど政治の中心的な部分は八派閥のドンが睨みを聞かせるという構図が
より鮮明になるこれからの国会運営。
まぁ早速組閣になるわけですが、人気取りの意味でも舛添氏の留任は確実なんでしょうね。
後は総務省の増田氏。
さて農林水産大臣の若林氏は残れるのか？
その前に党３役とかのポストが誰か？がこの選挙のパワーバランスを見るいいリトマス試験紙になるのか。
となると、幹事長ポストは誰かなぁ?　

衛藤か？
あぁーん、とってもとってもつまらないな。
所謂「政治と金」問題がまたぞろ出て新しい大臣がバンバン吊し上げってなっちゃやばいでしょうけど、それなりに「福田色」も出したいし、神輿を担いでくれた人への忠義を示しておかなくちゃならないし、国会中であまり大胆に改造も出来ないし……

なんだかなぁ。

それにしても野中広務の爺さんときたら。