JLC自然塾

2008/05/11(日)21:59

「南北バス」最新情報

 西宮の南部と山口地域を結ぶ「南北バス」実現の見通しは、、、?  昨年、西宮市の事業としての試験運行(阪急バスはこれを落札しただけですよ)がなされ、その後たいした情報も広がってないのが現状です。大方のみなさんは、何もせずとも阪急バスが路線を運行してくれるだろう、、、くらいにしか思っておられないかもしれません。ところが、ことはそんな簡単なことではありません。 どうにも合点のいかないことがいくつかありますので、ちっと書き留めます。…まず、最初に、現在のところ「本格運行」に向けて最後の詰めのところにきており、市としては6月議会に提案したいようです。可決されれば、来春から当面12年間の運行が決定となります。それには、市側が提案している「赤字分の5割=2億円を地元が負担する」という問題をクリアしなければなりません。阪急バスは利益を確保した上での運行経費(実際の経費に水増しをしているとしか思えない)を提示している。  このことは、この地域にはほとんど知られていませんが、別に秘密会議で交渉しているわけでもないので、この際、このサイトにて公にしようと思います。  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・●自治会連絡協議会(この地域の全ての自治会から構成)より陳情を行い、南北バス早期実現が市議会でも満場一致で可決された。市長も公約としてこれをかかげている。  それなのに、、、◇自治会では、なぜもっと情報を伝えないのか?◇市当局は、地元が5割負担しないと議会がウンと言わない。  …それならば、何故満場一致で可決したのか?●そもそも「地元」とは何を指す?◇単純に受けとめれば、要望した自治会連絡協議会ですよね。それなら、そんな2億もの負担の話をみなさんはご承知でないとおかしいでしょう?  …自治会サイドでは、はじめっから「徳風会」を当てにしているから自治会員に知らせることもしていない。 2億もの負担をして12年間限定(その後はその時点で再検討)のバスが本当に必要なのか?◇旧住民所有の財産を管理している財団である徳風会が、そこまで無条件に拠出する根拠はない。◇そもそも、バスに乗るのは、山口住民だけではない。これでは南部の人はいわばタダ乗りだ。●市が早期決着を急ぐ訳。◇これは間違いなく「高校の入試制度改革」が絡んでいる。簡単に言うと山口中学生が、西宮甲山高校または西宮北高校へ行くには、南北バスが絶対必要条件になる。これがなければ山中生は難関校になることは必至の県西を目指す(ダメならどこに振られるか分からない)か、未知の高校・宝塚学区内(来年度は総合選抜=つまりどこの高校に振られるかわからない)を目指すことになり、それに不安を感じると「有馬高校」にどっと流れることになる。そうなると今度は三田地区が困ったことになる。つまりはこれまで県教委も認めている山口地域の高校問題は一層深刻なことになるし、西宮学区全体としても、市議達が求めている高校入試制度改革の抜本的解決にならない。   要するに、南北バスが通らなければ、実のところ本当に困るのは、市議達であり、市当局であり、県教委なのだ。  であるにも関わらず、地元(とボヤけたいい方で)に法外の負担を強いてくるのは言語道断だ。●自治会連絡協議会の限界、、、、?◇南北バスのアンケートにしてもその回収率は、旧地区自治会の半分ほど。上山口234丁目(現・上山口東自治会)に至っては、会議に参加もしないというし、すみれ台自治会長は、旧山口自治会連合会に対し反発まで示しているという。ありえないことだ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 他にもいろいろ思うことはあるけれど、それでもやっぱり南北バスは通した方がいいと思う。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5月10日(土)14:00~ 徳風会理事と自治会連絡協議会三役をまじえた会合がもたれた。ここまで述べたことは、この会合での感想です。 結局、徳風会としては、市の提示した2億に対し、バス購入費としての初期投資という意味で「1億円」の拠出に応ずるという理事長提案に、満場一致で可決した。それを市側が飲むかどうかは別問題だ。 本日(11日)、おっちゃんは、徳風会理事長に対し、「南北バス運行決定が6月中になされなければ、困るのは市の方であって、山口ではない。故に、最初から1億円の提示はいかがなものか? お金のことを考えるのは阪急バスと西宮市であって、徳風会ではない」その他の旨を伝えた。理事長は、意外な見方だ、、、と評価してくれた。 ……ちなみに、おっちゃんは、徳風会監査役です。 

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る