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カテゴリ:今日の言葉
11/28 Mon うなずく愛語
「なんの反省もなく、よくも平気であんなことができるものだ」とあきれ返るような人が、みなさんのまわりにもいるかもしれません。「この人は、なんという人なんだろう」と、がまんできなくなることもあると思うのですが、もう一度、その人の身になって考えてあげてほしいのです。 おそらくその人は、まわりの批判や攻撃に心を閉ざして、幾重もの鎧で自分を守っているのだと思うのです。それをさらに責め立て矯正しようとしても、聞いてくれるわけがありません。 心の底から「これではいけない」と、自分がその気にならないかぎり、人は、どんなにうるさく言われても変わるものではないのです。大事なのは、どうしたら相手に本気になってもらえるか、そのための働きかけです。それは、ほんの一か所だけの心と心の触れ合いでいいのです。 かたくなに自分を守っている人がいちばん求めているのは、本当の味方になってくれる人なのです。 「愛語」とは、優しい言葉という意味ですが、上手なことを話せなくても、相手を信じきって、相手の訴えに心からうなずいてあげられたら、それだけで立派な愛語になるのです。
庭野日敬著『開祖随感』より お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.11.28 02:21:09
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