-急がず、休まず今こそ仏教的なものの見方を-

2012/07/28(土)02:54

自己中心の克服

今日の言葉(2275)

 7/28 Sat自己中心の克服 自分では正義だと思ってやっていても、全体から見ると、みんなに迷惑をかけてしまうといったことが、しばしばあるものです。原因は視野の狭(せま)い、ものの見方になってしまっていることにあります。また、なにごとをするにも得か損かで判断するといった傾向が最近はとくに顕著で、「ここで恩を売っておけば将来こちらの得になる」といった手練手管(てれんてくだ)を弄(ろう)する人もいます。それを、政治的で読みが深いといった見方をする人もいるのですが、一時的には利口(りこう)者に見えても、やがては底が割れ、周囲から見放され、愛想をつかされるのがおちです。そうした視野の狭い見方に陥るそもそものもとは、自己中心で、客観的に自分を見ることができないところにあります。だから他人の欠点は厳しく指摘するのですが、自分のことにはまるで気づいていない、という生き方になってしまうのです。法の鏡に照らして常に自分を振り返り、サンガの仲間に教えてもらう謙虚さを持たないと、そこから抜けだすことができません。 庭野日敬著『開祖随感』より

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