-急がず、休まず今こそ仏教的なものの見方を-

2015/10/12(月)08:28

万灯をともす人

今日の言葉(2275)

  HOME > 今日のことば 10/12 Mon 万灯をともす人 日蓮聖人のお逮夜には、勇ましい万灯行進が繰り広げられます。日蓮聖人は、「いまの日本国で最高の富者は、日蓮でありましょう。法華経に命を奉って、後の世まで名をとどめることができるのだから」とおっしゃられました。 法華経に命を奉るとは、生死を自分が置かれたその場所に賭けることです。法華経は「たとえ花園であれ、林中、僧房、在家信者の家、宮殿であれ、その場に塔を建てて供養しなさい。そこが道場なのです」と教えています。自分に与えられた仕事、自分に与えられたお役に、はじけるような喜びを持って打ち込んでいくと、その姿が周囲の人びとの心に灯をともしていくのです。これが、その場その場に塔を建てることだといえましょう。 自分がいま働いている職場、家庭、地域を修行の場として、人びとの心に灯をともしていくその喜びを、笛、カネ、太鼓を打ち鳴らし、マトイを打ち振って人びとに示していくのが、万灯行進です。 二陣三陣となって、日蓮聖人に続く意気込みを示そうではありませんか。 庭野日敬著『開祖随感』より  

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