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ジャンク品でPC作り

乖離率ベンチマークの概要

物理的な動作による制約があるハードディスクは、加算平均で十分です。 しかしながら、ファームウェアで動作の大部分が決まるSSDは、加算平均では厳しいと断定できました。

 たとえば、時間を要する処理をどの場所に持ってくるのか、これだけでも大きく変わってしまいます。

 少ない数量(サイズ)で数値を稼ぎつつ、あまり影響が出ない部分(ベンチマークの切り替わり部分や、連続書き込みで誤魔化せる部分等)で持ち越した大部分の処理を行います。

 少しサイズが大きめなデータが連続して到達いたしますと(または小さなサイズのファイルが多数押し寄せる場面)、異様に待たされる等の症状が出ます。また、ファイルシステムドライバに悪影響(変わった形状のレコードが出来てしまう)が発生し、チェックディスクにて修復を要する論理的な損傷を抱える原因にもなります。
※ SSDを運用中、気になるファイルシステムのエラーが生じた場合は、バックアップを優先しつつ、放置せずに対処(チェックディスク)する必要性があります。

 乖離率(速度加算平均をサイズ加重平均で割った値)について、書き込み側の剥離があまりにも大きなSSD(例:20~30%以上が多発)は、このようなリスクが高いと見込めます。



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