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カテゴリ:学術集会 プログラムのご紹介
小児科の日常診療の中で、予防接種の普及の恩恵と思いますが様々な感染症が軽症化し、また見られなくなって、相対的にこれまであまり目が向かなかったような疾患、問題が目に留まるようになってきている印象です。発達、学習、不登校、対人関係、などなど。
いずれも、よく話を聴いて、時間と労力をかけて、一例一例に対応していくことが基本ではないかなと、経験上、感じるところです。また、「これさえ服用しておけば安心!」という特効薬がまず存在しないことも特徴でしょう。加えて、対象が小児ということもあって、有用であると考えられる薬があったとしても、選択肢が非常に乏しい。。。 関西医大の石崎優子先生は、ご専門は思春期の起立性調節障害などを扱ったりする”心身症”の分野であると、ご本人からうかがっています。そこに端を発して、発達関連や移行期医療などもカバーすることになってきているとのことでした。 一昨年、2015年には当院で勉強会の講師もしていただいています。発達に関連した話題でしたが、100名以上も聴衆が集まって講義室があふれかえってしまいました。一般市民も含めて地域における関心の高さを実感した次第です。 現在、小児の強迫性障害に対する薬の開発が進行中で、石崎先生はそこでも中心的な役割を担われておられます。 抗うつ薬「フルボキサミンマレイン酸塩」の小児強迫性障害に対する臨床第Ⅲ相試験結果のお知らせ 教育セミナーとして、小児科診療の中で比重が高まっているが治療薬についてはまだまだこれからという領域のお話を、石崎先生にはお願いしています。関西弁の元気なトークにご期待ください! ◎教育セミナー⑥ 講師:石崎優子先生(関西医科大学小児科学講座准教授) タイトル:「小児の心身精神疾患と新しい薬物療法: 強迫性障害へのフルボキサミンを中心に」 共催:Meiji Seika ファルマ株式会社 2017年10月8日(日)昼 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 13, 2017 08:10:10 PM
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