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カテゴリ:小児臨床薬理学的話題
『風邪薬成分、安価な中国産で水増し 国内最大手メーカー』
(2017/6/22 朝日新聞デジタル) 『中国製の成分、検査時に隠す 風邪薬の製造記録も偽装か』 (2017/6/23 朝日新聞デジタル) 状況としては、化血研のワクチンの問題と話が似ているのかなと思います。”風邪薬の成分”という言い回しは、一般市民に分かりやすくすることを目的とした新聞言葉なのでしょうか。 たまたまその前日に書いたお話の中にあるとおり、「治療のために必要かどうか、よりも、儲かるかどうか、の方に比重が置かれてしまう、あるいは置かざるを得ない状況」そのものが背景にあるのではないかなあと思います。 アセトアミノフェンは、小児科で最も処方される可能性の高い薬の一つですので、化血研のワクチンの時のような状況が生じるとなると、今回の件で製品の供給に大きな混乱を来すことが予測されます。 ただ、あくまで対症療法薬であって、ないと困るというほどのものでもないと、個人的には思うので、「ないならないでいいや、その分、”発熱とは”と、説明を尽くすのみ」と、割り切って考えています。 ※2017/6/29、追記。 アセトアミノフェンのほか、ゾニサミドも。 『山本化学工業を業務停止 和歌山県、薬に無届け輸入品混合』 (2017/6/29 日本経済新聞/電子版) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 5, 2017 06:32:17 AM
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