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カテゴリ:静岡のみどころ:徳川の史跡
出張で、水戸に行きました。テレビの時代劇で有名な水戸黄門こと徳川光圀公と助さん、格さんがお出迎えしてくれます。 静岡にゆかりの最後の将軍、徳川慶喜公の実父は、水戸藩、水戸徳川家、第9代藩主、徳川斉昭公です。水戸の黄門様は第2代藩主。 慶喜公自身は、幼い頃を水戸で過ごし、御三家と言われた一橋家に10歳で養子に入りました。水戸藩の藩主にはなってはいないものの、慶喜公は黄門様の系譜であり、静岡以上に水戸とのつながりが深いわけです。 ちなみに、学校で習った”参勤交代”ですが、水戸藩は免除されていたんですって。 水戸には、道の両側の植え込みに様々な種類のアジサイが咲き誇る、”あじさい通り”があります。 今は、”あじさいまつり”の真っ最中。全国から観光客が集まる季節です。その中心が、保和苑(ほわえん)。下の地図中の④の所。 アジサイで有名な保和苑は、”ぴんころ地蔵さん”で知られる桂岸寺に隣接する庭園、という関係だそうです。 ちなみに、僕も目指す”ぴんぴんころり”の発祥は、どうやら長野県のようで。提唱者は、大学の大先輩だ! そして、桂岸寺に隣接して、徳川光圀公が創設した常磐共有墓地があり、旧水戸藩の藩士のお墓が並んでいます。その中に、水戸黄門のテレビドラマの中で登場する”格さん”のモデルとなったと言われる安積澹泊のお墓もあります。お墓の写真を撮るのはどうにも気が引けたので、案内板の中央右寄りをご参照ください。 安積澹泊は儒学者であり、光圀公を助けて「大日本史」の編纂に主導的役割を果たしたと言われています。通称は”覚兵衛”。テレビドラマの中では、”助さん”こと助三郎と共に”ご隠居”を護る武術の達人、”格さん”こと格之進として登場していましたが、本当は”覚”さんだったのか。。。 「大日本史」の執筆で光圀公を支えた儒学者・覚兵衛の姿をモデルに、日本全国を漫遊するご老公を護り支える格さんのイメージが定着していったのでしょう。 ちなみに、2011年12月まで42年間も続いていたTBSのテレビ時代劇の定番、「水戸黄門」が、学術集会のある本年10月からBS-TBSで連続ドラマとして復活するそうです! 年号や人名や事件を丸暗記するだけの教科としての歴史はどうにも興味を持てずに学生時代を過ごしたが、”たどってつながる”歴史はおもしろい。静岡の慶喜公から水戸の格さんまで、たどり着くことができました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 1, 2017 05:00:08 PM
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