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カテゴリ:小児臨床薬理学的話題
自分自身が腸内細菌に注目しているからか、それに関連したニュースが目に飛び込んで来やすくなっているようです。 プレスリリースは少し前だったようですが、最近の新聞で話題を知って、へえーッと思いました。 『口腔常在菌の中には、異所性に腸管に定着すると免疫を活性化するものがいる』 プレスリリース全文に詳しくあります。雑誌、Science !!!に掲載された英語の論文はこちらです。 Ectopic colonization of oral bacteria in the intestine drives TH1cell induction and inflammation 念のため、、、と、もっともらしい言葉でけむに巻いて、不要な抗菌薬を処方することを正当化してはいけないのですよ。ターゲットにしているつもりのこととは全く異なる、見えないところで、とんでもない影響をもたらしているかもしれない、という想像力を、我々は持たなくてはいけません。そのよい例のヒントを、慶応と早稲田を中心とするグループは見つけてくれたのではないでしょうか。 そもそも、「念のためは誰のため?」って思うのですけど、往々にして患者のためではなくて、医者自身の保身のため、だったりするのではないでしょうか。。。 話がそれました。折しも、世界抗菌薬啓発週間(2017年11月13日(月)~11月19日(日))なんだそうです。我々の仲間が、今年4月から中心になって、AMR臨床リファレンスセンターの活動に関わってくれているとのこと。 その立ち上げの裏には、涙ぐましい物語もあったのだと、最近知った次第です。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 14, 2017 10:51:09 PM
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