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カテゴリ:感性
先日、アジア経営者連合会にて、清水国明さんのお話を
1時間ほど聞かせて頂きました。 「森と湖の楽園」を設立され、 都心の子供の野外教育や企業研修などを受け入れていらっしゃいます。 メディアでの活躍も、ご存知のとおり。 アウトドアの達人である清水さんのお話は、自然の大切さだけではなく、 今の日本が抱える問題点の核心をついていらっしゃいました。 印象的だったのは、今の子供達には感性のスイッチが入っていないというお話。 ゲームやPC、テレビの雑音に慣れ、安全・安心という不自然な環境にいるがために、 急に自然の中に入っても、自然の音が聞こえない。 「ミーンミーン」という蝉の声を聞いても、 「蝉が鳴いている」ということが分からない子もいる。 子供だけではなく、その感性が目覚めることがないまま大人になった方も多いようですが・・・。 (そういう、子供のまま大人になった人を「こどな」と言うそうです。) けれど、子供は順応が早いので、自然の音に耳を澄まし、 自然という「自己責任」という環境に1時間もいれば、聞こえるようになる。 今の子供は、自然の素晴らしさを知らない。 ゲームばっかりで外で遊ばない。 運動能力が低下している。 子供たちを批判するように言われていますが、 その環境を作り出したのは今の私たち大人。 パソコンばっかりしている大人が、自然という感性のスイッチを入れる環境を、 子供たちに伝えていないから。 知らないだけ。 「安全」という名目で、隔離されているだけ。 誰しもその感性は持っている。スイッチが入っていないだけ。 本当に、その通りだなと思いました。 「不」を解消することでビジネスが生まれる。 不便な物を便利にする。 不可能を可能にする。 清水さんは、 不自然を自然にする。 と、おっしゃいました。 私も、その一端を担うことができたらと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.11.28 00:10:14
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