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カテゴリ:子育て&親育て
* 長文です * 2013年3月16日 14時00分 3280gの女の子が、元気に産まれてきてくれました 家族に支えられながら、 自宅(暮らし宿 お古)でお産を迎えることができたこと、 とっても幸せに思います。 そして 「絢音(あやね)」と名付けました 旬の音をつむぎ、未来を築いていってほしい… との思いを込めて。 夫が教えてくれた、 中島みゆきさんの「糸」という曲の歌詞が大好きで、 その歌詞の思いも込めています。 (ご存知の方も多いかと思いますが、 このブログの一番下に歌詞を掲載しましたので、ぜひご一読ください☆) 絢音の変顔ベストショット 自宅で産みたい。 この子が産まれた時に、最初に吸う空気は、 私たちが暮らしているこの場所の空気であったらいいな。 そんな私の勝手な思いを、 夫、夫のおかあさんやご家族、 そして両親や親戚のみんなが、 温かく見守ってくれました。 私以上の不安や心配をかけてしまったかと思います。 けれど、当の本人は、不安はありませんでした。 (お古の開業の時もそうだったような…) 今の70歳以上の方々の時代は、 自宅での出産が当たり前でした。 近所の産婆さんがとり上げてくれた、 というお話を、色んな方から聞かせていただきました。 医療も暮らしぶりも進歩している今、 ちょっと昔に当たり前だったことが、できないわけがない。 ただ、周りに心配をかけているのは確かな上、 家族の協力なしではできないことなので、 きちんと開業されている助産師さんを探しました。 …が! 広島市内には、自宅出産を担当されている助産院はいくつかあるのですが、 庄原まで来てもらうとなると、その距離と時間の問題から、 電話をした助産院からは、全てお断りのお返事。 一時は、悔しさもあり『何が何でも!!』と躍起になっていましたが、 「産みの親より育ての親って言うしね。」 という夫の言葉。 「子育ては、思い通りにならないものよ。」 という、ある助産師さんの言葉。 全て当たって、ダメなら仕方ないな。 …と、肩の力が抜けたころ、 「この方なら担当してくださるかも」 とご紹介をいただき、お世話になることが決まりました 不思議なものです。 お世話になったのは、つぼみ助産院の桑原助産師さん。 桑原さんがいてくださったことで、 妊婦生活もお産も、何の不安もなく迎えることができました 出産当日は、 おしるしが前日にあり、 早朝に重い生理痛のような痛みがやってきました。 その間隔はどんどん短くなり、 助産師さんや両親に連絡をし、必死に痛みに耐える時間。 痛い、苦しい、いつまで続くのか…!? と、もだえる中、 夫が手を握ってくれて、 母が腰をさすってくれて、 父がその辺でウロウロしていると(笑)、 桑原助産師さんが到着。 陣痛は山場を迎え、 桑原さんの「力を抜いて、息をはいて」という優しいリードのもと、 必死に『いきむ』のではなく、 産まれてくるこの子の力に任せるように。 そして、 にゅるっと体が出てきて、 へその緒がつながったまま、 胸の上に抱き寄せました。 最高に気持ちのいい瞬間でした。 破水をした時、 にゅるっと体が外に出てきた時、 胎盤が出てきた時、 全てが「すっきり!」とするような気持ちの良さ よく言われるように、 痛みは忘れてしまうもので、 お産を振り返ると、 「とっても気持ちが良かった!」と思っています。 自宅出産は、今は特別なように思われていますが、 私が経験して感じたのは、 とても自然な形である、ということ。 もちろん、 自宅出産をするための条件はたくさんあり(法律で定められています)、 私の場合は、たまたまその条件に合い、安産であっただけで、 一般的には、ハイリスクであることかもしれません。 もし第2子を授かったとしても、 自宅出産できるかどうかは、分かりません。 けれど、 陣痛が来て、 部屋に布団を敷き、 いつもの暮らしの中で お産という時間がありました。 わが子が産まれる瞬間を、家族とともに迎え、 出産後は、絢音がずっとそばにいます。 毎日の成長を夫と一緒に見続け、 親バカっぷりも増しています(笑)。 実は、一番自然な形なのかもしれない。 私自身は、そう思っています 桑原さんが手作りしてくださった、記念の色紙 HPの体験談にも、写真を掲載してくださっています☆ 長くなりましたが、 母子ともに元気にお産を終えることができましたことを、 改めてご報告するとともに、 ご心配くださった皆さま、 お祝いの言葉をくださった皆さまに、 心よりお礼を申し上げます 今は「産後の養生」という言い訳をして、 自宅で家族に甘えながらゆっくりさせてもらっています。 1ヶ月健診が終わり、特に問題がなければ、 少しずつ、日々の生活も暮らし宿 お古も再開していきたいと思います。 今後とも、よろしくお願いいたします。 ちなみに、 暮らし宿 お古は、今のところ、 ゴールデンウィークより営業を再開する予定です * おまけ * 今となっては、笑い話ですが…★ 力を抜くために息を「ふーっ」と吐くリズムを、 そばで夫が一緒になってリードしてくれていたのですが、 朝食のピザのニオイが気になって気になって… 耐え切れず、 「息を吐くときは、あっち向いて」と 激しい陣痛の中、涙ながらに訴えました。 そして、 「お産の時には、ピザは控えよう。」 と、お産後は夫とそんな結論で一致しました 出産の立会いのときは、皆さまもご注意ください(笑)。 * 「糸」 中島みゆき * なぜ めぐり逢うのかを 私たちは なにも知らない いつ めぐり逢うのかを 私たちは いつも知らない どこにいたの 生きてきたの 遠い空の下 ふたつの物語 縦の糸はあなた 横の糸は私 織りなす布は いつか誰かを 暖めうるかもしれない なぜ 生きてゆくのかを 迷った日の跡の ささくれ 夢追いかけ走って ころんだ日の跡の ささくれ こんな糸が なんになるの 心許(もと)なくて ふるえてた嵐の中 縦の糸はあなた 横の糸は私 織りなす布は いつか誰かの 傷をかばうかもしれない 縦の糸はあなた 横の糸は私 逢うべき糸に 出逢えることを 人は 仕合わせと呼びます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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