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カテゴリ:お宿のこと
4月末~5月になると、ミツバチは分蜂(ぶんぽう)をします。
分蜂とは、ミツバチの繁殖期に起こるもので、 次代の女王蜂が羽化する2~3日前に女王蜂と約半数の働き蜂が 一斉に巣から飛び立ち、いったん近くに集合し、 その後営巣場所へ移動することです。 なので、この時期は分蜂くんたちを新しく作った巣箱に入れるという 大事な任務があるのです ただ、いつ飛び立つのか、分かりません。 どこにいったん集合するのかも、分かりません。 昨年は、すぐ近くのカキの木に集合してくれたので、 見つけやすく、巣箱にも入れやすかったのですが…。 ハッチの様子を見ながら、天気や風の状況を見ながら、 今か今かと待ちます。 まるで、出産予定日が迫った頃のようです。 天気が良く風も少ない日は、分蜂したのでは!?と、 夫から状況確認の電話がかかってくるほどです。 娘のお産間近にそんな電話がかかってきたことなかったのに…(笑) さて、そんなこんなの先週末、 ついに分蜂の様子を目の当たりにすることができました! 「竜巻のよう」と表現されることもありますが、 確かに、ハッチが辺り一面に円を描くように、ブンブン飛び回っていました。 数え切れないほどのハッチが、何かに誘導されるように飛び回る様子は、 なんだかとても神秘的 ハチミツという恵みをいただいていることはもちろんですが、 自然の営みの奥深さという恵みも、 この子たちからいただいているなぁと思います いやいや、そんなボーっとしている暇はない! 気がつけばハッチたちは徐々に集まりだし、遠くへ移動しているではありませんか! 見逃してはならぬと、夫が追いかけていくと… 朴(ほお)の木に集合していました。 ガーン… 今回は、山の斜面の高いところ。 赤い丸のところに集合しています。 さて、どうやって捕りましょうか…。 時間もないので、 長い竹の棒に虫捕り網をつけ、できる限り朴の木によじ登って捕る作戦に。 よじ登る夫。 矢印が夫、丸印のところにハッチ。 必死の作業は1時間近く続き、夫は汗だく 少しずつ捕ることができ、あと少し… というところで、 ブーンと残っていた集団が飛び立ってしまいました。 きっと、その中に女王蜂がいたのでしょう… 女王蜂が全体の蜂を導いているので、 もし捕ったハッチの中に女王蜂がいれば、動くことはありません。 残念… 一筋縄ではいかないものです。 頑張ってくれた夫とのどの渇きを潤しながら、 いつか、戻ってきてくれると信じ、 ハッチの旅立ちを悔やみながら見送った一日でした。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.05.13 21:54:10
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