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カテゴリ:広島生活
台風が去って、ほっと一息。
皆さま、お変わりありませんか? 大雨や強風による被害に遭われた方、 心よりお見舞い申し上げます。 この度は、まさしくお古も被害に遭いました。 台風の前の大雨で川が急激に増水し、 川沿いの石垣の一部が崩れ、 土間が浸水してしまいました。 ただ、母屋の土間は台所の一部だけだったので、 水が引いた後に泥を流し、生活自体に問題はありませんでした。 しっかりと浸水したのは、牛小屋。 荷物小屋にしていたので、片付けながら泥を掘りながらの日々です。 かなりの重労働。 泥をスコップで少しずつ取り除きながら、 東日本大震災に遭われた方のご苦労を考えると、 私はまだまだ弱っちぃなぁ…と思いました。 大雨で避難する直前の写真。 橋のところにいるのは、チョコを連れ出す夫。 大雨が続く夜。 いつもとは全然違う、川の音。 ゴォンゴォンと何かがぶつかる低い音。 後から分かったのですが、流された岩が石垣にぶつかる音だったようです。 8月6日の朝、 どんどん増水し、濁りも濃くなる中、 台所に水が流れてきました。 これは避難しなければ。 家自体も流されるかもしれない、 と、最悪の自体を考え、必要なものをまとめて 夫と娘とチョコとマロと近くの集会所へ避難しました。 焦る気持ちはありましたが、 恐怖感はありませんでした。 家族全員で避難することができる。 ご近所や消防の方とも連絡を取り合い、 一緒に避難することができる。 とっても心強い。 いざとなると、人間って強いものなのかもしれません。 必要なもの… 最低限の身の回りのものや貴重品… お仏壇はうちには無いし… それ以外に本当に必要なものってあるかな。 考えた末に最優先事項に上がったのは、 絢音おむつ! 布おむつなので、替えが大量に必要! おかげさまで、その日の午後には自宅に戻ることができたので、 袋いっぱいに詰め込んだおむつの替えも、 出番なく終わりました。 ただ… 紙おむつが至るところで売られているんですよね。 やっぱり、いざとなっても、 私は相変わらずチキンでした(^_^;) 家に帰ってみると、 川の形がかなり変わっていました。 こうなると、コンクリートブロックで護岸工事をするのが一般的なのかもしれませんが… 私たちお古ファミリーは、どうも石垣にこだわりがあるようなので、 地道に直していくことにします。 田舎と言えども、 今はコンクリートで覆われている川がほとんどです。 安全性という観点から見ると、 必要なことだと思います。 けれど、 自分たちで責任を負う、家や土地に関しては、 自然の恵をいただいている以上、 自然の変化に順応する暮らしをしたいなと思います。 私たちが暮らしているのは、 自然の中で生かされているというのが、 良い意味でも悪い意味でも、 色濃く反映される場所。 その自然の中で、 ヒトが考える「安全」という囲いを作るのは、 あまり好きではありせん。 もちろん、お隣との距離があるから、 こんな勝手な事ができるんだと思いますが。 そんな事を考え直す機会にもなり、 地域の結びつきを感じる機会にもなり、 多少の被害はあるものの、 みんな元気に変わらず暮らしているので、 結果オーライということにしたいと思います。 来週にはお客さんをお迎えする予定ですし、 暮らし宿 お古はこれまで通り、 営業させていただいています。 今後とも、よろしくお願いします☆ *おまけ* 一番の被害と言えば… 避難している最中、猫のマロは車の中にいたので、 ストレスからか、激しくマーキングをしてくださったこと。 車内は、激しい臭いを放っております。 しばらくは、お人を乗せることができませぬ…。 何事もなかったかのように、釜戸で遊ぶ絢音です。 本人としては、お手伝いのつもりかな(^ ^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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