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カテゴリ:35家庭菜園
狭い庭なのでポタジェ(鑑賞菜園)風にいろいろな野菜や花を植えて、野菜はその生長、花の鑑賞、収穫を楽しんでいますし、花も種類は少ないのですが植えています。朝起きて、野菜や花がどんな状況かを見るのが日課になっています。 今回は縦横1メートル程度の庭に「イチゴ」を栽培しています。3年前に友人からイチゴの苗をもらったので、いわゆる露地栽培(?)をということで直接土に植えました。それ以降、今年まで3年、ネットで栽培の仕方をみながら育てていますがなかなかわからない事も多く、今回自分自身で疑問点をあげて調べてみることにしました。今年は大小あわせて50個位取れました。 ①一番の疑問点は「今年収穫した後のイチゴの苗はどうしたらよいのか、そのままで良いのか ②ランナーからの苗の取り方と、タイミングは いつランナーから伸びた苗を切り取ってポットに植えたらよいか 苗が浮いてくるので、それを防ぐ止めピンみたいなものはあるのか ③輪作(同じところに植えても大丈夫か)は可能か? ④「ナメクジ」と「だんごむし」に食べられないようにするには、また他の害虫,鳥などの対策は必要かなどです。
今回、インターネットで種苗業者さんやイチゴ農園さんのホームページで調べてみました。直接的な疑問点は上記の点ですが、せっかくなのでもう少し広げて「イチゴ栽培」全体についてまとめてみました。(写真については、一部転用をさせていただきました)
<イチゴを育てる環境は?>
~環境は、日当たり、水はけ、土柔らか イチゴを育てるには、日当たりが良く、風通しの良い場所がお勧め。そして何よりも、水はけが良いところが望ましいです。たいていの作物は、水はけが悪いと腐ってしまいます。柔らかい土であると、根が伸びやすいためなお良いです。
<来年の苗をつくる>
イチゴの収穫が終わる6月ごろから、新しいランナーを親株になるまで育て、来年の苗を作ります。ランナーに根が出てきたら親株から切り離し、植え付ければOKです。 収穫の終わった苗は、翌年も使うと病気になりやすく、実のなる数が減り食味も落ちるので、処分するようにしましょう。 収獲した株からは、翌年の収獲は望めません。 梅雨明け頃、親株から2~3番目の子株を切り取り(葉が3~4枚)、次年度用の苗に利用します。 まず、新しい苗をつくるためのポット(10.5cmのもの)を用意します。 ポットの土は、肥料分のない水はけのよいものがよいです。(肥料の多い土を使ってしまうと病気になってしまいます。)粒子の細かい粒子の細かい鹿沼土が良いでしょう。自分で作る場合は、細かい鹿沼土や赤土に籾殻を3分の1くらい混ぜることもあります。(肥料は根が出てきてから、置き肥で調整します。) そして、親苗(収穫が終わった苗)から出てきたランナーの子株を切り離さずに、ピンを使ってランナーを押さえ、子株の根を浅く植えつけます(ピンは、ストローを折り曲げて使っても良いです)。 ポイントは、病気の気配のない元気な親苗から出たランナーを使うこと! 親苗が病原菌を保菌していた場合は、8月に子苗に病気が広がり全滅してしまいます。また、とにかくたくさんランナーが出るので、欲張って取りすぎないようにするのがよいです。欲張って苗をつくりすぎると、夏場の苗の管理が大変になり、結局病気にしてしまいます
<収穫後の親苗は残しておくとまた収穫できますか?>
古い親株は、根詰りをおこしてしまうので、抜き取って処分します。 出てきたランナーは、ポットに受けて根を出させ、根がしっかり張ったらランナーを切って親株から切り離すと新しい苗ができます。それを育てて次作の実採り苗とします。 ただ、夏場の苗の管理は、毎日の水やり、無駄な葉の除去、肥料やり、病害虫防除、ひよけなど、結構大変なこと、さらに途中で病気に感染してしまうと定植しても枯れてしまうので、苦労が水の泡になってしまうことから、来シーズンもいちご苗を育てる場合は、秋に新しくいちご苗を購入してしまったほうが夏中気楽に過ごせておすすめです。
<土づくり>
土作りは、できれば早めにするようにします。肥料をまいて土を混ぜてから、1か月ぐらいそのままにしておいてなじませたいです。ただ、有機質肥料、完熟たい肥の場合はそこまで効き目が強くないので、肥料と土を混ぜてから植え付けまでの間をそこまであけなくてもよいでしょう。
※地植えの場合は、定植する2週間以上前に炭酸石灰(できれば、ひな鳥の餌用の粒ほどの大きさのもの)と硫酸苦土を使うとベストです。合わせて、1平方メートル当たり100gほど。苦土石灰をまくと、土のアルカリ性が強くなってしまう場合が多いので気を付けてください。
定植1週間以上前には完熟堆肥約3㎏、有機肥料100gを土全体によく混ぜて耕しておきます。肥料に直接触れるとイチゴの根は傷んでしまいます。プランターの場合は市販の野菜用培養土を使ってください。来年の苗を作ります 栽培する土壌は、排水性の良い土壌がよい。排水性の悪い土壌では、高めの畝に植える。土壌の酸度はPH5.5~6.0。野菜とほぼ同等で、普通に野菜が育つ畑であれば問題ない。 バラ科の植物で連作障害があるので、同じ畑での栽培は避ける(同じ土地で作ると年々病気が増えて栽培ができなくなります)
以下は「Q&A」形式でまとめてみました。
Q:収穫の終わりの時期は? ランナーしか出てこなくなり、花芽が出てこなくなれば収穫は終わりです。 ランナーを土を入れたポットに着地させて子苗を作ってもいいのですが、子苗は夏中管理が必要なため、育てるのが結構大変です。
Q:家庭菜園にはどんな品種が望ましい? イチゴを選ぶときのポイントは2つ。収穫時期と品種です。育てやすさに大きな違いはないので、収穫したい時期と好きな品種で選んでも問題はありませんが、初心者の方には旬の時期に収穫できる一季なりのイチゴがおすすめです。 〇カレンベリー うどんこ病や炭疽病(たんそびょう)などの病気に強く、丈夫で育てやすい品種です。甘酸のバランスがよく、おいしいです
Q:イチゴの収穫時期は? [一季なり]一年に1度、旬の時期(5~6月ごろ)に収穫することができるイチゴです。
[四季なり]寒い時期以外年中花が咲き、季節を問わず収穫することができますが、食味は大味になりやすいです。追肥をこまめにしないと株疲れしやすいので手間もかかります。
Q:苗は購入する場合はいつ購入するか? 一般的にイチゴは、10月ごろに苗を購入します。苗はランナー(親株から伸びるつるのようなもの)を切り離した跡の分かるものがおすすめです。
Q:苗の植え付けの際の注意事項は イチゴはランナーとは反対側に花が咲き、実がなるので、花や実がなる方を手前に向けるなど、苗の向きを考えて植え付けます。また、植え付けるときは、クラウン(根元の茎にあたる膨らんだところ)が土に埋まらないよう、必ず出しておきます。 ※定植するときの注意点(1)畝の外側に実が成るよう、苗の向きに注意します。
Q:水やりは? プランターの場合は土が乾いたら水やりをします。畑の場合は基本的に雨任せで大丈夫です。
Q:肥料のやり方は? 株の生育状態を見ながら、マルチングを行うまでに1~2回追肥をします。 1回目は、根が活着した11月頃、2回目は冬越しをした2月中旬頃が追肥適期です。緩効性肥料を1m²30g施します。イチゴは多肥に弱く、肥料を施しすぎますと根の活着が悪くなりますので、施す量に注意します。 いちごの肥料は、りん酸の多い肥料を使います 肥料が多すぎると下写真のような症状が出ます。これを「肥料焼け」といいます、
Q:越冬の準備は? 寒さと泥跳ね防止のために、根元にわらなどを敷きます。11月ごろになると虫はほとんどいなくなりますが、害虫被害が気になる場合は、根元に粒状の殺虫剤をまいておくとよいでしょう。
Q:ランナーが春先までにでてくるが? 途中でランナーが出てくることがあります。12月~3月ごろに出てくるランナーは、元(茎から生えている部分の根本)から切るように抜きます。
Q:寒さ対策は? 1月は寒さ対策が必要ですが、イチゴは寒さに強いため、マイナス5~6℃までなら問題ありません。また、春に花を咲かせるためには寒さを認識させることも大事なので、必要以上に苗を温めたりすると失敗の原因にもなります。 ただし、苗が雪の下に埋もれてしまうと傷んでしまうので、雪には注意しましょう。
Q:花を咲かせる準備は? 2月になったら、傷んだ葉や枯れ葉を取り、株元をきれいにします。風通しをよくして苗を清潔に保つことは、病害虫対策としても有効です。軽く追肥も行いましょう。畑で栽培している場合は黒いマルチで覆い、プランターの場合は敷わらやわらに代わるものを株元に置きます。
Q:花が咲かないのだが? 花が咲かない原因のほとんどは肥料のやり過ぎ。イチゴを育てるときは肥料の多用に注意しましょう。 ※使用する肥料に不安のある方は、根の酸で初めて溶け出す「マグァンプ(R) K」がおすすめとの情報がありました。
Q:病害虫の対策は? 花が咲き始めたら、病害虫にも注意します。害虫はアブラムシ、ハダニ、ナメクジなど。収穫までは害虫や鳥対策が必要になるので、防虫ネットを掛けるのもおすすめです。また、雨が多いと灰色かび病などになりやすいので気を付けましょう。 ※おいしい実をつけるので、当然鳥や獣が食べにくるため、ネット等の対策が必要(モグラ、野ネズミ、小鳥、カラス、たぬき等) ・ 発生しやすい病害虫は次のとおり。 ― ヨトウムシ、アブラムシ、ハダニ、アザミウマ、センチュウ ― うどんこ病、灰かび病、イオウ病、炭そ病 →うちは、ナメクジ、だんごむし、アリがイチゴをかじっていました。ナメクジにはプラ容器にビールを少々入れるのが効果的でした。ナメクジ対策用錠剤もまいてみました(効果はまだ判断できませんが、その後ナメクジが急速にいなくなったので有効かもしれません)。
Q:葉かき? 元気な苗は葉がよく茂るので、葉が混み過ぎるようなら葉かきをして葉の枚数を減らします。減らし過ぎてもよくないので、花の下の古い葉を中心に行いましょう。必ずしなければならない作業ではありません。肥料をやり過ぎて旺盛に茂り過ぎたときに行うようにしましょう。
Q:大きく育てるには? 摘果をすべき品種もありますが、農家ではブランド価値を高めるため、小粒イチゴを出したくないがために行っている場合が多いです。摘果を行えば、小さい実はなりません。一般的な栽培でしたら、摘果ではなく脇芽をとりましょう。
芽かきというは、イチゴの木の根元から出てくる脇芽をかく(とる)ことです。芽かきをする時期はつぼみが出てくるころから行います。余分な芽をとることで、養分の無駄使いを減らします。苗の根本を確認して、脇芽を見つけたら、つまんで引っ張るようにして根元から抜きます。
Q:イチゴの収穫は? 受粉後、40~50日で実が食べられる大きさに育つので、3月に人工授粉をした場合、4~5月ごろにはイチゴの収穫ができます。
引用・紹介させていただいたホームページ サカタのタネ園芸通信 初心者向け!イチゴの栽培方法・育て方のコツ https://sakata-tsushin.com/yomimono/tokushu/20170713_006427.html マイナビ農業 https://agri.mynavi.jp/2019_01_11_54914/ コメリ イチゴの育て方 https://www.komeri.com/contents/smt/howto/kitchen_garden/01340.html
~あとがき~
今回は今まで自分流でやってきたイチゴ育成上での疑問点と折角なので、学ぶ分野を広げて「イチゴの栽培」全体について調べてみました。野菜、果物も、花など植物にも、みなそれぞれ個性がありますね。みんな同じではないので、面白味はつきません。今回のイチゴの肥料のやり方のように、やり過ぎたらいけないものとあまりやらない方がいいものや、酸性度が良いものとそうでないもの、水をあげるもの、あげすぎてはいけないものなどもあります。どれもその内容を深く確認していくと、どれも「なるほど」と思える納得感もあり興味がつきません。これから、ランナーから伸びた子苗をポットに移し、来年に向け育てていきたいと思います。来年の楽しみもまた一つ増えました。 以上 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.06.27 07:02:28
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