カテゴリ:志錬(shi-ren)
志 錬
個性には、独自の型を持つ強みがある。 人と言う個人である以上、個性は非常に大切な部分であると感じる。 しかし、個性と自己中心あるいは、利己主義を混同している向きもある。 「守破離」と言う言葉がある。 ここでは、離が個性に当たる。 離に辿り着くまでには、守と破を体得しなければならない。 守とは基本であり、破とは工夫である。そして、離で独自の型を築く。 しかし、個性に拘り過ぎる向きには、守も破も見えない。 見えるのは、離のみである。 強さのみが個性と捉える素質豊かな者。 量、質とも厳しい稽古に耐える強い心を持ち合わせている。 しかし、その者にとって、仲間も、指導者も、支援者も、自分を高めるための道具でしかない。 そこに感謝の意など微塵も感じられない。 当然、期待し応援する周囲の気持ちなど理解できる筈もない。 結果、成果を上げても、全て自分の実力くらいにしか思わないであろう。 自分の強さの結果論だけが、自分の価値を決めるとしか思っていないのであろう。 結果、守の助言は、耳に入らない・・・。離のみを貫き通す。 この、利己的で周囲に感謝できない者。大成するであろうか・・・。 正直言えば、この考えのままで大成して欲しくない。 大成させてはならないと強く思う。 この者が壁に当たり、悩み苦しんだ挙句に、 心の問題に気付き改めることで、初めて大成して欲しい。 今後、この者が心を開いてくれるか判らない。 しかしながら、投げ掛け続けてみよう。道具と思われながら・・・。 元々、2007年1月15日に綴っていたものです。 ちょっと、読まれる方にとっては、過激(?)な内容かもしれませんね。 何とか、大成させたい会社の部下に宛てて綴りました。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.06.14 22:44:06
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