カテゴリ:心(shin-kokoro)
今日の強化稽古の中で、投げてから寝技への連絡の練習しました。
“立技”だけが柔道でなければ、“寝技”だけが柔道でもありません。 それぞれが一緒になって初めて柔道です。 しかし、一般的には、立技優先の練習になってしまいます。 また、安全面からなどで、立技と寝技を分けて練習しがちですので、 投げてからの寝技への連絡が下手な子が多いのが現状です。 武道には、“残心”(ざんしん)という言葉があります。 様々な解釈があります。 「武士が相手の息の根を完全に止めるまでは、決して気を抜かない気」です。 それを姿勢で示すことを“残身”ともいいます。 スポーツだと“フォロースルー”と言ったりもします。 柔道においても、“残心”は、非常に大切です。 投げて一本だと思って気を緩めたら、実は、技有で逆に抑え込まれて負けてしまう子を見かけます。 また、投げて、直ぐに抑え込めば良いのに、何故か審判の方を見てアピールに一生懸命になって、相手を逃してしまう子も見かけます。 投げてから寝技への連絡は、まさに“残心(残身)”が大切であると思います。 とにかく、試合場に入る礼から試合場を出る礼までの間は、一瞬たりとも気を抜かない集中力が勝負には欠かせない心構えです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.06.16 10:25:43
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