「小さい時って、いろいろやるよね」
小さい時、周りはみんな「いいこ」だった。
優等生とか、純粋とか、そういうんじゃない。
ただ、普通に「いいこ」なだけ。
当たり前の「いいこ」。当たり前の振る舞い。
そういう中に埋もれて、飛び出た杭は打たれる。
そこで善悪を学んで、普通のオトナになってゆく。
盗んだバイクで走り出すような15歳は、ワルイやつだと打たれ続ける。
それが人の社会というものだと、そう学ぶ。
「いやね、小さい時はいろいろやったよ」
そう言った彼(21歳)は、現役バリバリ東大生。
東大、外資、エリート街道。
推定見込み年収1千万円以上。日本の未来をしょって立つ、期待の戦力。
そんな彼も、小さいころは出る杭だった。
「ちょっとした商売を…」
小学生で「商売」をしていた彼は、そのころは打たれっぱなしだった。
出る杭はツライっ。出る杭はイタイっ。
周囲を泣かせた小学生(「商売」上手)は、ある日突然改心した。
よし、出る杭はやめて、東大に行こう!
出る杭は打たれる。周りとの歩調を乱すな。
みんな「いいこ」になっていって、
立派なオトナになるのだから。
さぁ、みんな、
出る杭はやめて東大に行こう。
ドラゴン桜を手にとって、
日本の未来をしょって立とう。
でも本当は、
「どうせ出るなら、高層ビルくらいにならなくちゃ」
■注■
別に東大を推奨してるわけではないけれど、
わたしは彼を尊敬しています。
勉強ができるだけでは終わらない、
そんな彼を尊敬しています。
一度は出る杭になった人を、
わたしはとっても尊敬してしまいます。
それがとっても悪いことでも、
自分にできない何かをしてしまった人が好きです。
あ、でも、
やっぱり法に触れるのはダメだよね。
法の範囲内で頑張りましょう。
ココまで読んでくれたのなら→ブログランキング