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こころのオアシス

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September 14, 2007
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カテゴリ:カテゴリ未分類
意識水準の低下と意識の集中力が
共存する状況にないと、
超常現象の把握は起こりにくい。

このようなバランスが崩れると、
妄想の世界に生きることになってしまう。

あるいは、不安が増大して
パニックになるときもある。

突然に不安発作に襲われ、
パニックになった人が、
自分の見る景色のなかの線が
すべて刃物のようになって
目に飛びこんできた、
と言われたことがある。


河合隼雄『青春の夢と遊び』岩波書店より


*******************


意識水準の低下を
ふだんに経験するのは
眠りに落ちる前とか、覚醒直後、
あるいは酩酊時であろう。

意識の集中する時というのは、
過覚醒をしている時でもある。
口論などをしている戦闘状態のときは
瞳孔も開き、心拍も上がり
かなりの意識の集中力がある時であろう。

ふつうでは、これらが共存する状況というのは
なかなか経験しにくいことで、それゆえに
超常現象の把握などは起こりにくいものである。

ところが精神分析をするカウンセラーは
日常的にリラックスした意識水準を持ちながら
集中して話を聴いているので
クライエント自身が気づいていない
コンステレーション(状況的布置)が見えやすい。

当人の大変な問題や症状が
「こういう意味で起きているのか・・・」
と了解されるのは、ある意味、超常的理解を
しているのかもしれない。





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Last updated  September 14, 2007 07:31:07 AM



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