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こころのオアシス

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July 28, 2011
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3.11以後に書かれた
精神科医の香山リカの
本を読んでみた。

「原発うつ」という言葉が
目新しかった。

世界的にも原発事故と
メンタルヘルス関連の研究は少なく、
唯一、チェルノブイリ事故後、
有意に「うつ」や自殺率が高い
という論文があるようだ。

「目に見えない」
「先が見えない」
「誰を信じてよいか判らない」
というのは、人間にとって
最も過酷なストレス負荷になる。

原発ストレスに対応するマニュアルは
まだ世界には存在しない。

…という著者の指摘は
被災地に住む人間にとっては
重くのしかかる現実である。

今話題の牛肉汚染は
遠く松坂牛にまで問題が及んでいる。

お茶は静岡まで汚染され、
東京の一地区の水が一時基準値を上回った。
ということは、近辺の路地もの野菜が
影響がないはずがなかろうと思うのだが。
基準値ギリギリなので出荷規制や
報道されないだけなのだろうか。

こういう疑心暗鬼も
人の心にはけっこうな
ストレスになる。


福島原発は廃炉が決まったが、
収束宣言が出されても、
県土を除染するのには
数十年はかかるだろう。

子どもたちの健康チェックも
数十年から一生涯にわたって
経過観察を見なければならない。

日本中の至る所に原発がある限り
どこかが、また「想定外」のことで
福島の二の舞にならないとも限らない。

もしも、青森の六ケ所村に貯蔵されている
全国の核廃棄物が「想定外」の事故で
飛散したら、日本全土はおろか
地球規模で汚染されてしまう。

そんな危ういものを
東北は抱かされているのである。
否。日本が抱えているのである。










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Last updated  July 30, 2011 08:28:28 AM



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