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【H.べロック『ユダヤ人』と
藤巻一保『天皇の仏教信仰』の突き合わせ】
渡部昇一監訳本で、
田中英道が推奨している
べロック『ユダヤ人』を受けて、
これとの比較検討として、
藤巻一保『天皇の仏教信仰』を突き合わせていく。
こちらは政治を国家の問題に含ませており、
宗教社会学上の問題は、
政治権力論とパラレルであるとみている。
藤巻の『天皇の仏教信仰』はしばらく食指が
動かなかったところ、
宗教と政治の問題について検討するのに、
上記のような突き合わせをしていく。
ユダヤ主義と天皇主義。
これはきな臭い問題だが、
現実感覚を磨くのには、
恰好の素材の一つとみている。
ちなみに、易占家の仁田丸久は、
ユダヤ系のカバラ呪術は強すぎるとして、
彼の易占体系のなかに取り込むことを回避している。
仁田は、最終的には、源氏物語の法華魔術にいきついているが、
全容を公開するまえに、冥罰な死を食らったとみておいよい。
語りすぎることに対して、代償請求が発生するのかもしれない。
面白いことに、
非ユダヤ人のC.ユングは、
中国の易占体系の中に、
最終安堵をみいだした。
ダ=ヴィーン∀!!
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