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今日は岩井中学校で運動会だったようです。 ふつうの県であれば、組体操(マスゲーム)は、どこかのテレビ局で取り上げられてもいいはずです。 県内で最も大きな中学校のうちの1つ(1学年、7学級前後)で35年も行われている伝統行事なのですから。それで、生徒のだれかがインタビューを受けて「団結心が培われました」と優等生的な答えをしたり、保護者のだれかが、「親子2代にわたる行事で、昔を思い出し、感激しました」とか答えていたりという映像が流れる。 これまた、茨城県の人は何とも思っていない、そして他所(特に関東圏外の地方)から来た人は不思議と思う点なのですが、茨城県は47都道府県で唯一県民テレビ(地元民放)がありません。 近くの県でも新潟や長野は地元民放が4つもあります。そして県内ニュースがあって「街ネタ」が流れます。 関東地方も埼玉、千葉、神奈川、栃木、群馬と地元放送局があって、うちは埼玉テレビが映るのですが、埼玉県内の会社の社長が競い合うカラオケ大会なんかをゲラゲラ笑いながら見ています。〇〇建設とか△△商店とかの社長さんがいい気分で十八番をうなって、社員が無理やり応援させられています。また、キー局のバラエティがつまらなくて、思わず、ハンドボールのインターハイ埼玉県予選決勝にチャンネルがあって、いつの間にか手に汗を握っていたりします。 さらに新聞についても、他の県では読売や朝日は弱小です。群馬県では上毛新聞ですし栃木県なら下野新聞です(約40%)。関東圏外だともっと極端でほとんどの地域で60%以上が地元紙です。ところが、茨城は茨城新聞はあるものの、これを家庭で主力で取っている人はほとんどいない。 多くは読売新聞か朝日新聞です。特に読売新聞はすごくて、人口は全然かなわないのに、東京や神奈川に迫る部数です。巨人ファンが多いわけです。巨人は、東京ドームに「茨城シート」を作ってもいいくらい。 地元放送局がなかったり、共通紙がなかったりというのが県民にどういう影響を与えているのかはわかりませんが、全県ネット企業は少ないですね。坂東にあるのもカスミじゃなくて、とりせん(群馬のスーパー)とヨークベニマル(福島のスーパー)です。 塾業界も栃木県には、開倫塾が約40店舗、QUALIERが約30店舗など全県ネット塾がありますが、茨城県は地域ごとの単独または数店舗の地域密着塾が多い気がします。 この点に関しては、企業化できなかったというよりも、それぞれの地区の塾の先生が他の追随を許さない質を保ってきたからというのも非常に大きな要因だと思います。起業家はマクドナルドのような展開を志すものですが、塾での教育は人に付着するものなでの、容易にチェーン化して質が継続的に保てるのかというと疑問です。
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最終更新日
2014.09.13 22:06:32
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