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カテゴリ:徒然草
スーと熱が冷めた集団的自衛権論議ですが、この問題について最も多かった意見は、「賛成」でも「反対」でも「よくわからない」でもないと思います。
若者の街頭インタビューを見ててこれだというのがありました。「政府が決めたことだから、いいんじゃないですか。」というもの。これではないかと思います。 中学生を見ていると、徴兵(とまではいかなくても集団的奉仕活動)したらけっこう、きちんと集まるのではないか思います。ただ、「スマホ持っていっちゃダメですか?」、「ゲームできますか?」という声が続出しそうです。 この態度はすべてのことに同様なので為政者としては非常にアンダーコントロールな世の中です。 よく中学生の頃に「与えられた条件の中で最大限の努力をしろ」と教わりました。 何かを変えるのではなくて自分を順応させていく。実際にはデモに加えわる若者より、ダラダラと順応を選ぶ若者の方が多いはずです。 センター試験廃止や国立大の教員養成系・人文系の廃止もことの是非を議論する間もなく、高校を含めた受験業界はそちらでの優位性の獲得へ全力ダッシュでしょう。 「努力」というよりは「ポジショニング」といった方がいいでしょうか。 いかに上手いポジションを取るか。クラスでの立ち位置、強豪校の野球部でのかわいがられ方、AOや推薦入試の奪取手段、若いうちから挙げたらキリがありません。 茨城県立高校入試も4年前まで推薦制度があって「なんで、A君は推薦されてんのに、ウチの子はされないんだ」(怒)いう騒ぎは何度も経験しました。ほんと、この点に関しては推薦制度が全廃されてスッキリしました。 よかれと思って始めた制度も、やってみると(1)一つの中学校内での公平性(2)異なる中学校間での比較可能性(3)推薦入試に落ちた生徒の精神的ケア、(4)推薦で決まってしまった生徒の学力低下、(5)中学、高校の教員の事務的負担と精神的負担とあまりいいことはなかった気がします。 大学生の場合、推薦入試で合格することの一番の問題点は、予め、一般入試の生徒よりも学力が劣る場合が多い(すべてとは言わない)のに、一般入試の生徒に比べて著しく勉強期間が短くなることだと思います。人間なので合格してしまえば、もうやらないです。 器用でない人や正直な人が損をしない環境が維持されてほしい、少なくとも若いうちは公正が保たれてほしいと願います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.09.25 15:06:24
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