教室の雰囲気静かに黙々と勉強しているイメージです。「粛々と」という形容が最もふさわしいと思っております。そうした意味で、他塾さんのように「(塾が)楽しい」という感想を子供が抱くことはないと思います。生徒達に塾の雰囲気を聞くと、まずは「静か」「私語がない」「ページをめくる音とペンの音しか聞こえない」ということを言います。そして、「他の塾や学校の当たり前が、ここでは通用しない」とも言います。 そのことを具体的に聞き返してみると、「授業中しゃべってはいけない」「授業中に携帯電話をいじれない」「授業中にアメやガムを食べられない」「宿題を忘れると叱られる」「テストの勉強をしてこないと怒られる」「遅刻や欠席ができない」という返答がありました。 確かに、他塾の生徒さんたちは、一例ですが「一番遅い子に合わせて、みんなで一緒に遅刻する」というような行為が普通になっているようです。そして、それでもあまり叱られることがないそうです。宿題をやってこなくても、ほとんど叱られないそうです。それはそれで1つの接し方なのかもしれません。おそらく何か深遠な意味があり、そうしているのだと思います。 ただ、キャラベルはそうした遅刻は禁止しております。理由なき遅刻や連絡なき遅刻に対しては、厳しく指導します(実際は遅れる子はほぼゼロです)。また、授業中の私語や携帯電話も禁じています。 なぜなら、私はそれが当たり前だと思っているからです。他に意味はありません。少なくとも、遅刻や私語は、一般社会では通用しないと考えています。そこに「深遠な意味」などありません。ですから、こうしたことが当たり前だと思えない場合には、とても居心地悪く感じるかもしれません。 どこの塾でも、塾生規則には厳しいことが書いてあります。しかし、そのほとんどは「お題目」になっているようです。 キャラベルでもいくつかルールはありますが、これらは「お題目」ではありません。こうしたルールは、勉強をできるようになるための第一段階だと考えているからです。 また、子供達に守らせられないルールは、そもそも最初から設定してはいけないとも思っています。 キャラベルが目指しているのは、「(塾が)楽しい」ではなく、「(勉強が)楽しい」です。 お子さんが「塾って楽しいよ!」と言う場合、多くの場合、その「塾」という言葉の中に「勉強」という意味は含まれていないようです。キャラベルは「塾が楽しい」ではなく、「勉強が楽しい」を目指しています。 そうした意味で、「勉強が心底嫌い」という方には向いていないと思います。辛そうな顔をして勉強をされると、周りにも悪影響ですし、見ている私も辛くなってきます。 私は、生徒の目標や夢を実現するために適切な課題を提示しているつもりですが、勉強が大嫌いな子にとっては、まるで私が「敵」になってしまっています。「学ぶことが大嫌い」「宿題や確認テストを課す塾は敵だ」と思っている子は、そもそも根本的に考え方が異なりますので、入塾をご遠慮ください。 ※余談ですが、キャラベルは体験授業をやっておりません。 理由はいくつかありますが、最大の理由は私がやりたくないからでしょうか。 体験授業をして、その上で「良かったら入る!」「塾と相性が良かったから入る」という段階で、生徒主導になってしまっているのです。 「塾が生徒に合わせるのではなく、生徒が塾に合わせろ」というのはキャラベルの方針です。「塾が合わない」と不平を漏らす子がいますが、塾が悪いのではなく、お子様に「合わせる力が欠けている」というケースがほとんどです。子供のペースに合わせる塾や子供にとって居心地が良い塾は、百害あって一利なしと考えております。 そもそも、生徒とくに小中学生の感覚で「楽しい」「良かった」ほど信用できないものはありません。 もし私の子供がどこかの塾に体験学習に行き、「楽しかった!通いたい!」と言い出したら、たぶん私はその塾には行かせません。反対に「付いていくのが大変そうだった・・・」と言ったら、おそらく通わせたいと思うでしょう。 ジャンル別一覧
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