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進学塾キャラベル 西東京市 都立自校作成・難関私立高校受験

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2017年03月02日
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カテゴリ:入試結果

本日都立高校の発表がありました。中3生の進学先です(判明分、50音順)

<グループ作成校(自校作成校)>

青山 1名
国立 2名
国分寺 3名
新宿 4名
戸山 1名
西 3名
八王子東 1名
日比谷 1名
富士 1名
武蔵 2名

<共通問題校>

駒場
石神井 

 

<私立・国立(こくりつ)>

学芸大附属
早稲田高等学院
錦城高校
広尾学園医進サイエンス特待生
桐朋女子(音楽科ピアノ専攻)
杉並学院特進
東亜
東京女子

※この学年から、日比谷、西、国立に6名、自校作成校に19名も合格者が出るとは9月段階では考えられませんでした。(Bクラスからもグループ作成校合格が出ました)

◆今年度の中3生は学力的に大変厳しいクラスでした。勉強以外の面も含め本当に手がかかる学年で、ここ6年間で最も学力の低い学年でもありました。彼らが中2の頃は授業の度に説教をしていた記憶があります。しかも、それが中3の夏期講習を終えてもなかなか改善されず、「今年は自校作成校へ合格する子は1,2名程度なのではないか…」と考えることもありました。今だから言えることですが、彼らが中2生の頃に書いたブログの数本は、さすがに自主規制し、アップしなかったこともあるくらいです(笑)。


◆当塾は「自校作成校を目指す塾←合格するとは言っていない」と謳っているため、もし自校作成校に合格する子が1名もいなくなったら、その時は塾を畳む時だと考えていますが、もしかしたらその時期が思っていたよりも早くも来たのかとさえ思ったこともありました。

しかし、そうした問題点を多く抱えた子達を伸ばすのが塾の仕事であり、そうした意味では今年は塾の真価が問われる一年でした。定型のカリキュラムを作り、そのカリキュラムを元に授業を進めていけば、もちろんそのカリキュラムに付いてこられた子は合格するでしょう。しかし、それは塾が凄いのではなくて、カリキュラムをこなすことができた生徒が凄いだけ。そうした方法論では今年の中3クラスを伸ばすことが不可能でした。したがって、生徒達の「今現在の位置」を見極め、いま何をやるべきなのかを考えながら試行錯誤を繰り返しました。

たとえば、12/9のブログにも書きましたが、「過去問を始める時期」さえ定型化することはできません。今年の中3生の現状を一番分かっているのは私であり、またゴール地点の過去問レベルを把握しているのも私だけです。言ってみれば、当塾生の現状とゴール地点との差を分かっているのは、おそらく世界で私だけかもしれないということです。

実際、12/15のブログで書いたように、自校作成問題を解かせると多くの子は1問ないし2問しか正解できない状態でした。「この段階からどう伸ばしていくか」が大切なのですが、そのための公式は残念ながら存在しません。毎年毎年、生徒達の現状を見つつ試行錯誤の連続です。

その後、2/14の授業で八王子東の英語を解かせたのでですが(←全員が初めて解く問題)、リスニングを除いた80点満点のテストで、ほとんどの子が60点後半、70点以上も数名出ました。その他の教科も良い感じに仕上がっていき、最終的にはほとんどの子が自校作成校を受験できるまで成長しました。


◆中でも、都立国立(←※)を受験したF君は「ほぼ不可能」という状態から大逆転劇を演じてくれました。

※よく都外の方々から「都立なのに国立?」という質問を受けますが、これは「くにたち」と読みます。「国」分寺駅と「立」川駅の間にあるので国立です。「大」森と蒲「田」がくっついて「大田区」になったのと同じようなものです。ちなみに、八王子には、その昔8人の王子様が住んでいたそうです。(住んでない)

 

1/8のV自校作成もぎで合格可能性20%号泣
1/9のW自校作成もぎにおいても合格可能性20%しょんぼり
そして、先述した八王子東の英語でも、他の子達が80点中60点以上を取る中で21点。
しかし、そこからどうにか盛り返し、入試当日は5科目390点を超えました。苦手の英語も7割を超すことができました。

 

◆それ以外では、新宿高校に合格したTくんは、なかなか点数が伸びず苦しい時期もありました。志望校を下げる話も出ていましたが、最後は果敢に挑戦。当日は、当塾の新宿高校受験組では最高点となる410点前後を取ることができました。転塾してきた時は、基礎力が身についていなく、自校作成校はもちろん、共通問題の上位校も難しい状態でしたが、最後に大きく伸びました。

※彼の場合、塾を変えていなかったらと思うと・・・。果たしてどうなっていたのでしょうか。ところで、本日ご挨拶にいらっしゃったお父様が「塾選びで、子どもの生涯年収が5000万から1億変わるかもしれない。地元にキャラベルがなかったことを考えるとゾッとする」とおっしゃっていました。そう考えると、保護者の方のご判断によりお子様の人生は大きく変わるのですね。

 

◆西に合格したKくんは、中一段階で定期試験5科360点しか取れないところからの巻き返しです。もう一人、西に合格したHくんなんて、イチローとタモリの区別がつかない状態から合格しました。(←内輪ネタ)

 

◆1学期偏差値40台から八王子東へ合格した子もいます。部活を早めに整理し(退部し)、勉強に専念する決断が功を奏しました。(但しギリギリ合格していると思われるので、高校に入ってから大変です)

 

◆なお、今年の中3クラスで最も偏差値の高かった2名は国分寺高校を受験しました。西や国立も十分に狙えるレベルでしたが、偏差値に惑わされず自分の行きたい高校を受験する志は素晴らしいと思います。2名とも当日は400点を軽くオーバーしました。

※当塾は志望校について、ほとんど口を出しません。これについては、また別の機会にでも。

 

◆例年よりも叱ることの多い学年でした。忘れ物も多く、提出物も期限までに出せない子が大勢いました。確認テストの結果も毎回ひどいものでした。

スタートラインが低かったですし、小さな個人塾なので、実績自体は中規模・大規模の他塾さんのような華々しいものとはいきませんが、しかし他塾さんに負けない位、塾生の力を伸ばすことができたのではないかと思います。


ただ、残念ながら自校作成校で1名不合格を出してしまいました。ですが、その子も3年後、必ずや早稲田、あるいはMARCHに行けると私は信じています。それ以外の子達も各自与えられた場所、与えられた環境で精一杯努力してください。

なお、何度も言ってきましたが、合格したことをいつまでも喜んでいるのも、不合格になったことを嘆いているのも、愚の骨頂です。大学、あるいは大学院で勉強する内容について時間の許す限り紹介してきました。勉強はこれからも続きます。本日からまた勉強を開始してください。






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最終更新日  2024年03月01日 22時21分53秒
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「キャラベル(Caravel)」は、大航海時代に活躍した小型船です。操舵性が大変高く、逆風でも前進できるのが特長でした。

「キャラベル船」と同時期に活躍していた大型帆船「キャラック」は、大量の物品を積むことができたので、商業・貿易は大きく発展します。つまりビジネス向け・お金儲け向けの船です。しかし、多くの人員・スタッフが必要で、航行精度という面で弱点を抱えていました。とりわけ、強風は苦手で、逆風が吹くと転覆する可能性も大きかったと言われています。

そこで登場したのが「キャラベル」です。キャラベルは大変優れた操舵性とスピードを兼ね備えていました。必要な人員も少なくて済み、費用面でも大変優れていたと言われています。小型で小回りが利き、逆風の時でも風を味方につけ、精度の高い航海が可能になりました。「キャラベル」の登場により、大航海時代の活動範囲は大幅に広がっていき、数々の偉業が達成されました。


塾も船と同様です。

大型の塾には大型の塾なりの良いところがあります。しかし、規模が大きくなればなるほど、多くのスタッフが必要となり、授業料も高くなってしまいます。「生徒の学力アップのため」に各種講座や合宿を行うのではなく、「社員の賞与(ボーナス)のため」に特設ゼミや合宿を開催するという本末転倒な経営になってしまいます。

こうした大手塾が都立高校を受験をする上で必ずしも適している訳ではありません。
せっかく授業料の安い都立高校に入れたとしても、その前段階として、塾に何百万円ものお金をつぎ込んでいては、あまり意味がありません。

進学塾キャラベルは、教室の規模を最小限に抑え、高い操舵性を重視しております。また、塾長が指導にあたることにより、授業料も最小限に抑えています。キャラベルは、保護者の方が求めている操舵性と経済性を兼ね備えた進学塾です。

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