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進学塾キャラベル 西東京市 都立自校作成・難関私立高校受験

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2017年07月05日
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◆で、どのくらい今年度の塾生がマズい状況かと言うと、それは保護者の方々は一番よくお分かりかと思います。まだ期末テストの結果は3名しか聞いていませんが、きっとみなさんヒドイ点数だと思います。


◆ところで、ボジョレーヌーボーというワインがありますが、毎年その「評価」が話題となります。いくつか列挙してみると…

1995年「ここ数年で一番出来が良い」
1996年「10年に1度の逸品」
1997年「近年まれにみるワインの出来で過去10年間でトップクラス」
2001年「ここ10年で最もいい出来栄え」
2002年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄えで1995年以来の出来」
2003年「110年ぶりの当たり年」
2009年「過去最高と言われた05年に匹敵する50年に一度の出来」
2010年「2009年と同等の出来」
2011年「100年に1度の出来とされた03年を超す21世紀最高の出来栄え」


同様に、今年度の塾生をボジョレー風に評価してみると

○中3クラス(9期生) 塾史上最も偏差値が低いと言われた8期生(昨年の中3生)を上回る偏差値の低さ(6月のV・Wもぎ平均偏差値51←全部で22名が受験)
 
○中2クラス(10期生) 過去最低と言われている9期生をさらに上回る厳しさ
 
○中1クラス(11期生) 塾開校以来9年間で最も厳しい学年

と言った評価です。
 
 
中でも、特にマズいのが中1クラスです。 


具体的な数値を言えば、中1クラスは既に5科目400点を割る子が半数近く(1学期中間)。期末テストでさらに落としてくることでしょうから、きっとクラスの半分以上が5科目400点を切るでしょう。5科目450点については2,3名を除き不可能だと思います。
 
なぜなら、皆さんのような態度で点数が落ちないはずがないからです。君たちのやり方で成績が落ちなかったら、それは奇跡というものです。私からすれば、わざと成績を落とそうとしているとしか思えない行動をしています。
 

◆それにしても私自身、学校の定期試験で、しかも中1段階で60点、70点という数字を見るのは久しぶりです。
 
というより、この塾を作ってから初めてです。ここ5年間、5科目400点を割る子は、だいたい各学年で0~1名程度。塾生の定期試験平均点は5科目450点前後で推移していましたから、今年の中1クラスの点数は衝撃的です
 
 
 
◆その原因について、2つの可能性が考えられます。

1 やる気がない
2 そもそも能力的に厳しい(勉強に向いていない)
 
 
 
果たしてどちらなのでしょうか。私は両方だと思っております。 
 
 
◆2「そもそも能力的に厳しい」について
 
この2については、塾・学校業界ではタブーとされている話題なのですが、はっきり申し上げれば勉強にも向き不向き(要するに才能)はあります。
 
どうしてもサッカーに向いていない子、野球に向いていない子、長距離に向いていない子、短距離に向いていない子、相撲に向いていない子、水泳に向いていない子、フィギュアスケートに向いていない子、ドラムに向いていない子、ギターに向いていない子、ピアノに向いていない子がいるのと同様、勉強に向いていないという子もいます。
 
※遺伝もありますしね。例えば、我が家の話で言えば、私は自分と妻の能力はよく分かっているので、自分の子がそんなに勉強が出来るようになるとは思っていません。まあ、せいぜい頑張って平均程度まで出来るようになれば褒めてあげようと思っています。 
 
 
ただ、日本という国において、勉強が出来ないことのデメリットが、体育や音楽が出来ないデメリットよりも遥かに大きいため、才能のない子も勉強を捨てることが出来ないのです。昨年の就職活動はアベノミクスの影響もあり売り手市場でしたが、相変わらず大手は学歴重視であり、IT系やベンチャーのごく一部を除いて、学歴フィルターは確実に存在しています。塾生のお父様方に聞いても、多くの企業で学歴フィルターをかけていると聞きます。もちろん、CMをやっている企業は、ネット炎上が怖いので口が裂けても「学歴重視」などとは言えませんから、表向きは学歴不問にしているケースが多いようですが。
 
これについてはいずれ時間があれば書きますが、とにかく向いていないなりに、どうにか平均以上の学力・学歴を付けさせる必要があるわけです。 
 
 
 
◆ 1「やる気がない」について

こちらは間違いありません。中1クラスの多くの子は、やる気がありません。


3月にスタートし、授業中、何となく違和感を抱きました。久しぶりに襲ってきた感覚です。この塾を作ってから、あまり経験したことのない感覚です。
 

思い返してみて分かりました。

過去勤めてきた大きな塾では学力別にクラス編成を行っていたのですが、その一番下のクラスを指導していた時の感覚に近いのです。


具体的に言うと、指導者が授業内容に集中できない(教えることに集中できない)。なぜなら、教科内容を教える以前の問題として、そもそも話を聞いている子がほとんどいないからです。だから、話を聞かせることに指導者の全神経が持って行かれてしまうのです。
 
 
解説に入ろうと思っても、ボヤーッとしている子、ボケーッとしている子、意識が朦朧としている(ように指導者側から見える)子、下を向いている子がクラスの半数以上を占めます。目が死んでいるのです。生き生きしていない。夢も希望も覇気もやる気も一切感じられないダラーっとした目をしているのです。
 
仕方ないので、集中していない子達に声かけをして、いったん全員を黒板の方を向かせます。そして、いざ解説に入ったその「1,2秒後」、もう黒板から目をそらしてしまう子が5,6名いるのです。
 
これって、小学生低学年レベルなんですね。中学生でもこういう状態の子はいますが、例外なく学力下位層に見られる現象です。 これが3月から6月上旬までずっと続いていました。(今も絶賛継続中)
 
 
聞く姿勢(←見た目の話)もなっておらず、壁に斜めに寄りかかったり、頬杖を付いたり、とにかく授業中のマナーがなっていない。
 
そして、中1生が帰宅した後も、机や椅子が乱雑に曲がった状態で放置されている。ゴミもたくさん落ちている。
 
そんな状態が続いています。
 
 
 
※私の考えでは、「勉強の出来ない人間」はゴミを平気で跨ぎます。ゴミを跨ぐということは、目の前にゴミが落ちているのを分かっているにもかかわらず、「あえて」拾うという選択肢を捨て、跨ぐという選択をしているということです。目の前のゴミ1つ拾えないような人間が、一体社会で何ができるというのでしょうか。まして、勉強という作業は大変緻密で面倒なことを繰り返さねばなりません。ゴミ1つ拾えないような面倒くさがりな人間、机の整頓ができないような気が利かない人間は、決して勉強ができるようになりません。 
 
 
 
 
入塾から4ヵ月経ち、最近はやっと黒板の方を見られるようにはなりましたが、しかしそれも「ただ見ているだけ」。一応、聞いている「振り」をしているだけであり、頭の中には全く入っていません。怒られるのが怖いから、ただただ聞いているポーズを取っているだけです。
 
実際、本日も、数名の男子に発問をしたところ、全く話を聞いていませんでした。
 
(そのうちの1名は、前回の授業後、「どうやったら良い点数が取れますか」と質問してきた子ですからね。結局、方法論なんていくら教えても無駄なのです。そもそも学校の授業もほとんど聞いていないのですから)
 
 
とにかく、中1クラスの授業がある日は、ドッと疲れます。
 
以上の授業態度だけ見ても、中1クラスはとてもではありませんが、「やる気がある」とは言えない状況です。





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最終更新日  2017年07月06日 06時23分27秒
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「キャラベル(Caravel)」は、大航海時代に活躍した小型船です。操舵性が大変高く、逆風でも前進できるのが特長でした。

「キャラベル船」と同時期に活躍していた大型帆船「キャラック」は、大量の物品を積むことができたので、商業・貿易は大きく発展します。つまりビジネス向け・お金儲け向けの船です。しかし、多くの人員・スタッフが必要で、航行精度という面で弱点を抱えていました。とりわけ、強風は苦手で、逆風が吹くと転覆する可能性も大きかったと言われています。

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進学塾キャラベルは、教室の規模を最小限に抑え、高い操舵性を重視しております。また、塾長が指導にあたることにより、授業料も最小限に抑えています。キャラベルは、保護者の方が求めている操舵性と経済性を兼ね備えた進学塾です。

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