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進学塾キャラベル 西東京市 都立自校作成・難関私立高校受験

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2025年03月19日
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カテゴリ:その他
本日、中3Aクラスは因数分解をやりました。Bクラスは来週やります。

今までやってきた展開の逆です。<与えられた式>を「積の形(答え)」に直す作業です。


ちなみに、<与えられた式>は、答えである「積の形」の倍数になっており、反対に「答え」は<与えられた式>の約数になっていることを利用すると、難しい応用問題(整数問題)も解けるので、この知識は踏まえておいて損はないでしょう。



ところで、何年か前にも書きましたが、映画監督の北野武さんが、「因数分解できない映画監督はダメ」と言い、たくみな比喩で因数分解を説明しています。




以下引用

例えば、Xっていう殺し屋がいるとするじゃない。そいつがA、B、C、Dを殺すシーンがあるとする。
普通にこれを撮るとすれば、まずXがあらわれて、Aの住んでいるところに行ってダーンとやる。今度はBが歩いているところに近づいて、ダーン。それからC、Dって全部順番どおりに撮るじゃない。
それを数式にすると、例えばXA+XB+XC+XDの多項式。
これだとなんか間延びしちゃう感じで美しくない。
XA+XB+XC+XDを因数分解すると、X(A+B+C+D)となるんだけど、これを映画でやるとどうなるか、という話が「映画の因数分解」。
最初にXがAをすれ違いざまにダーンと撃つ。それから、そのままXが歩いているのを撮る。それでXはフェードアウトする。
それからは、B、C、Dと撃たれた死体を写すだけでいい。
わざわざ全員を殺すところを見せなくても十分なわけ。
それを観て、「Aを殺したのはXだとわかったけど、その他のやつらを殺したのは誰なんだ」と思ってしまうバカもいるとは思うけど、そういうやつははなから相手にしていない。
これを簡単な数式で表すと、X(A+B+C+D)。
この括弧をどのくらいの大きさで閉じるかというのが腕の見せどころで、そうすれば必然と説明も省けて映画もシャープになる。



さすがですね。因数分解を日常的な例にまで落とし込んで上手く説明しています。本当に頭の良い方です。


皆さんがやっているのは受験勉強です。キャラベルは進学塾なので、私も学問というよりは受験指導と割り切って指導している場面も多いのですが、受験勉強をすることによって世の中の見え方は結構変わってくるものです。



たとえば、救急車が通り過ぎたとき、な~んにも感じない子もいれば、「あれ?音が変わった」と気づく子もいます。

また、少し勉強している子なら、それが「ドップラー効果」という現象だと知っています。

さらに中1理科の波や高校物理を勉強すれば、救急車が通り過ぎるたびに、まるで「波動」が見えるかのように感じる人もいます。




◆先週の土曜日に勉強した理科(仕事とエネルギー、仕事の原理、滑車)も同様です。

例えば、高尾山のケーブルカー。あれは動力を使わずに、つるべ式という仕組みで動いていますが、常に2台1組です。ケーブルカーが2台並んでいるのを見たことはないはずですが、下の1台にかかる重力を利用して、下の1台が登るための重力を小さくしています。2台をつなぐことで必要な力を小さくなるのです。また、上にいくほど勾配をきつくすることで、下から上まで一定の力で登れるようになるのです。そして、真ん中ですれ違うようになっています。

これらは仕事とエネルギーや「定滑車」の実験で証明可能です。ちなみにエレベーターも同じ原理で動いています。



1つの現象を見て、何も感じない人から仕組みまで見えてくる人もいる。勉強をすることで見えない世界が見えるようになります。たかが受験勉強ですが、されど受験勉強かもしれません。

まあ、騙されたと思って大学受験まで駆け抜けてください。きっと良いことがあるはずです。それが勉強する意義の一つでしょう。生涯80年です。残り数十年の人生、知識もないまま、バ〇の状態で過ごすのと、ある程度知識があって考える力を備えながら生きるのではどちらがいいでしょうか。楽しいでしょうか。○○のまま、あと50年以上過ごすのって、結構辛くないですか?学歴云々ではなく、勉強はしておいた方がいいですよ。




ちなみに、我が家では旅行中も遊んでいる最中も、しょっちゅう私が説明していますが、子供達は全く関心を示しません。



空はなんで青いの?
砂に水を掛けると、なんで黒くなるの?
なんで葉っぱの形はいろんな形があるの?
なんで冬は窓に水滴がつくの?
なんで雪が降るの?
どうして海の波はいったりきたりするの?(満ち潮と引き潮はなぜ起こるの?)
鳥はなんで空を飛べるの?
なんで血は赤いの?
火山ってなんで噴火するの?
なんで池に空の景色や木が写るの?
なんで兄弟なのに顔が似てないの?
なんで雷の光と音がズレてるの?
日本ってなんで地震が多いの?
絵本の「大きなかぶ」で抜ける時になんで吹っ飛んだの?
飛行機の後ろの翼は意味があるの?


などなど我が子達から質問は出るのですが、その後の回答は全く聞いていません・・・しょんぼり一応、すべての質問に回答しているのですが・・・

あの「自分から質問しておいて、その回答を全く聞いていない」現象って、何か名前が付いているのでしょうか?






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最終更新日  2025年03月19日 01時22分40秒


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「キャラベル(Caravel)」は、大航海時代に活躍した小型船です。操舵性が大変高く、逆風でも前進できるのが特長でした。

「キャラベル船」と同時期に活躍していた大型帆船「キャラック」は、大量の物品を積むことができたので、商業・貿易は大きく発展します。つまりビジネス向け・お金儲け向けの船です。しかし、多くの人員・スタッフが必要で、航行精度という面で弱点を抱えていました。とりわけ、強風は苦手で、逆風が吹くと転覆する可能性も大きかったと言われています。

そこで登場したのが「キャラベル」です。キャラベルは大変優れた操舵性とスピードを兼ね備えていました。必要な人員も少なくて済み、費用面でも大変優れていたと言われています。小型で小回りが利き、逆風の時でも風を味方につけ、精度の高い航海が可能になりました。「キャラベル」の登場により、大航海時代の活動範囲は大幅に広がっていき、数々の偉業が達成されました。


塾も船と同様です。

大型の塾には大型の塾なりの良いところがあります。しかし、規模が大きくなればなるほど、多くのスタッフが必要となり、授業料も高くなってしまいます。「生徒の学力アップのため」に各種講座や合宿を行うのではなく、「社員の賞与(ボーナス)のため」に特設ゼミや合宿を開催するという本末転倒な経営になってしまいます。

こうした大手塾が都立高校を受験をする上で必ずしも適している訳ではありません。
せっかく授業料の安い都立高校に入れたとしても、その前段階として、塾に何百万円ものお金をつぎ込んでいては、あまり意味がありません。

進学塾キャラベルは、教室の規模を最小限に抑え、高い操舵性を重視しております。また、塾長が指導にあたることにより、授業料も最小限に抑えています。キャラベルは、保護者の方が求めている操舵性と経済性を兼ね備えた進学塾です。

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