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カテゴリ:小説

ピンクの小花.jpg 

三 護岸端で(11)

病棟にとうとう入れなくなった清、そのために高額の医療費を負担させられていると怒りにも似た感情を露わにうるようになった重治、それなのに一向に快方に向かわない清、そろそろ、家族の重荷になりつつある母に、伸夫なりのもどかしい感情がくすぶり始めていた。
夜のしじまを破って遠くでエンジンの力強い高鳴りが響いた。その音はやがて、緩やかな響きとなって闇の中でぴたりと止まった。船舷燈が突堤に近づく。少したって人々の慌ただしい声が薄暗い光の中で飛び交った。

この年の寒い冬、十二月に清は死んだ。瞬く間に七・七忌の法要が済んだ。重治はこの四十九日間、蓮の花を台座にした位牌を造り続けていた。七・七忌の法要の時、重治は、この位牌に母の戒名を込めてくれるよう僧侶に依頼していた。

   (この章終わり、後四章~十章までつづきます。)

 

 

 




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Last updated  October 11, 2006 07:05:25 PM
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