|
カテゴリ:政治・社会問題など
ホームレスの嘆き!
事件の内容 親兄弟から、仕事をしないということで非難され家に居づらくなって家出した。 母は強度の弱視で、ホームレス君は父の存命中に本土就職先から呼び戻された。父の衰弱も酷く、本人は両親を看護するのに手一杯で、仕事(造園の技術がある)もその暇を見つけては、続けていたが、雇い主からそう再々休まれては困るということで、居づらくなり仕事を止め介護に専念した。そのとき親からも兄弟姉妹からも、父母の年金を当てにして仕事もしないなどとののしられた。仕事ができない理由が父の病気の世話、母の強度の弱視の世話にあったにも拘わらず、親自身も兄弟姉妹もそのことに目を向けずに、ただ「父母の年金を当てにして、のほほんと仕事もせずに暮らしている」といって攻め立てられた。実は父母の食事の世話や病院代は父母の年金から補填していたが、自分の小遣いだけは、暇を見て1~2時間のアルバイトをし、それに当てていた事を主張しても、「飯は誰の金でくっているのか」といわれたことが決定的な諍いの言動となって、家を飛び出して4年になる。 その間に父がなくなり、父の遺産が生じた。その後、実弟から遺産の分割の話が出来ないので印鑑を貸して欲しいということだったので、伯母に実印を預け、「分割は、母の2分の1の取り分を除いた分で実施し、残りの2分の1を4人で分割して欲しい。」旨を告げて別れた。その後、事情はホームレス君も分からないが、分割すべき屋敷に実弟名義のアパートが建ち、屋敷も母の取り分も含めて全部弟名義となっていることを知った。それで、実弟に会い、事情を聴いた挙句大喧嘩になった。そのとき実弟は、アパートにはホームレス君の「部屋も出来ているし、父母のお金も使ってアパートを建てているので兄さんには200万円を通帳を作って入れておくがそれで勘弁して欲しい。」との言動であったので、「200万円は当然自分の分け前だ。長姉には、実際200万円渡したのだろう。アパートの一部屋は私のものだというが登記は僕名義になっていないではないか」と問い詰めたところ、「そうだ」とのことであった。 ホームレス君の住所地は住民票・本籍とも、相続すべき土地の地番にある。ホームレス君なので、居所不定は否めない。 本件の行方 ホームレス君の味方をするわけではないが、行政が行き渡るのは、彼らに対しては、70歳になれば保護が与えられるらしい。ホームレス仲間では、現段階では、70歳になれば保護に預かれるから、それまでは糊口を凌いでいればよいとの噂を聞いた。そして現に保護を受けている人はというと、賭け事そしてすっからかんになったり、昼真っから何処かでたむろして酒座をつくったりとかしているとのことであった。 私が相談を受けた自称ホームレス君は、毎日1000円から2000円位の小さなアルバイトをして生活をしているが、ホームレスになった原因が、どうも家族に問題があるようなので、相談に乗った。 当ブログ、「戯言10月22日」に「申立てが難しい!!」との表題で記事にしたが、相談官庁でも埒が明きそうにないので、弁護士会の無料法律相談に行ってもらい法律扶助を受けようとさせたが、相談での判断は、ホームレスで住所地に居住していないから訴訟は難しいとのことであったらしい(本人報告)。それで「ホームレスなので、もう、何にもできないんですね」としょんぼりして口下手に話していた中年である。 ところが、話をよくよく聞くと、さすがは相談弁護士、調停や訴訟外での和解の道があるとちゃんと答えを出している。準備費用として3万円は必要だが、本人にはそんな大金の当てはない。それで本人はしょげていたのだと分かったので、さっそく相談弁護士に電話をかけて、「準備費用は2万円でやっていただけないか」と、その弁護士を知っていた関係もあってお願いしてみたら快諾してくれた。 成功報酬はいくらになるか分からないが、そのことを当のホームレス君に告げると、「自分は、家族が自分を疎んじて居ていることの理由を知り、はっきりと自分の心のけじめを付けたいので、法律で争いたかっただけだから、どんな形であれ家族と話し合いが出来ればそれで満足で、取れたお金から成功報酬を払うのは当たり前です」といったので安心した。 [PR]雑誌「毎日が発見ネット」を、年寄りのための百貨店七階売り場で取り扱っております。是非、お立ち寄り下さい。 [PR]秋の花売り場を、年寄りのための百貨店七階売り場で取り扱っております。是非、お立ち寄り下さい。 [PR}人気blogランキングへ参加してます。クリックをしていただければ有り難いです。 [PR]楽天市場クリスマス特集へ。お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 21, 2006 05:44:50 PM
[政治・社会問題など] カテゴリの最新記事
|